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弁天さん2014/06/01


稲取に多い、大木、古木の名前を知らなかった当時、立派な大木がミカン畑と公道の境に立っていて、その畑の持ち主に木の名を聞いたことがありました。その方は樹名は知らないものの、稲取ではごく普通に見られる木だと教えてくれました。

後にタブノキだとわかりましたが、その方の屋号は弁天でした。それ以来、この道を通るたびに、このミカン畑のどこに弁財天の祠があるのかなと思っておりました。

本日、その方が木陰で休んでいた好機を捉えて、いきなり質問してみました。弁天様はどこにあるのかと。すると、この畑ではなく、向井の自宅敷地にあるとのことです。鳥居のある、1メートル四方くらいの祠だそうです。

例祭日は16日。50年くらい前まではその日に近所の子供達を集めてお祭りをしていたと言います。タイコを叩くなど、賑やかだったと。昔は楽しみ事があまりなく、個人の家の行事に近所の子供たちを呼んで、飲み食いの一日を過ごしたということでした。

中の平の“ベティさん”も弁天様です。弁天様は水神に関係があるとウイキペディアで読んだ覚えがあります。ここでは田んぼに引く水のことでしょうか。