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アサガオとツバナ ― 2014/06/19
夏はアサガオ。稲取で一番目につくのは青色がことのほか澄み切ったアサガオで、道端やガケ、ヤブなど、とにかくどこにでも咲いています。これはヘブンリーブル―という西洋朝顔なんですね。これが春の終りごろから半年ぐらいは咲き続けています。
私がいつも通るある道端で、ある夏の日の朝、この西洋朝顔を鎌で刈り払っている人がいました。この道に面したお宅のご主人です。「放っておくと、この通りはびこってしまう。外来種なんかにやられてタマルカネ」いつもは温厚なこの方が、と思うくらい顔をしかめていました。
今朝は、この通りの入り口にある「秘密の花園」で変わった花を見つけました。たまたま、この家のご主人が庭から姿を見せたので訊くと、園芸品種のアサガオだとのこと。花びらがくびれているところが可愛らしく見えます。今年初めて、この春に種を蒔いたのだそうです。
このあと、ふれあいの森に上がったら、あの小鳥のランドマークの横にツバナ(チガヤ)が白い穂を風になびかせていました。ずいぶん久しぶりに見た気がします。こどもの頃、野原(練兵場と言ってました)の土手に沢山咲いていたのを思い出します。
この穂を抜き取って、中の白い綿を口に入れて噛んだ記憶がありますが、格別な味は感じなかったように思います。この白い綿のことをツバナと呼んでいました。懐かしくも味わいのある名前です。
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