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”真実”2016/07/07

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伊豆東部総合病院からふれあいの森へ上がる細道は、向井地区の人たちが昔から“水乗り”へ上がる道として歩かれたそうですが、一般的にはこの坂道に名前がついておりません。そこで、当ブログでは、この辺の字、「赤坂」から“赤坂いろは坂”と呼ぶことにしています。土地の人で“いろは坂”と呼んだ人が一人だけいたからです。

 

さて、その赤坂いろは坂を上ってゆくと、管理センター小屋の手前に写真のような赤いポールが立っていました。これは何の標かと一般の人は疑問に思うのは当然です。実は一昨日、ここを歩いた時にはこのポールはなく、ただ、「この施設は壊れているので使わないでください」と言う意味の看板が立っているだけでした。

 

その時はこの周りの土が掘り起こされて水道管のようなものが剥き出しになっていました。ですから、この水道管に関係する施設に手を触れるな、と言う意味なのでしょうが、この管がどこに導かれてどんな施設が存在するのか、まったくわかりません。中一日置いた今朝は、この看板は既にありません。

 

ところで、ここではこの舌足らずの看板について、どうこういう訳ではなく、現在地均しされた土の上に赤い標のついたポールが立っている、ということについてだけの話です。物事は、表面的なことを見ただけでは真実はわからないという、当たり前のことを言いたいだけなのです。

 

その後、親水広場に上がると、造園業者が入って芝生の手入れをしていました。芝生広場には中型トラックと、トラックが運んできた肥料のような袋が幾つか置かれています。少し離れた親水広場からブーンブーンという音が聞こえてきます。

 

クロカンのコースを親水広場に向かって歩いてゆくと、土建工事で使う土運びの1輪車のような車の左右のハンドルを押しながら、芝生広場を縦に突っ切って先ほどの中型トラックの方向へ進んでいる人がいました。1輪車の下部でスプリンクラーのようなものが水溶液を撒き散らしています。

 

なるほど、あの幾つかの袋の中には多分消毒薬が入っているのでしょう。いや、芝生のための栄養剤かな?それはとにかく、ここは仕事の邪魔をすることなく、“真実”を確かめないまま引き返し、平並HWへと向かいました。そして間もなく、道端でウロウロしている一人の男に出会いました。
                    <大洞峠を下って、旧道との分かれ道から>

 

近づくと、何やら厚い下敷きの上に略図のようなものを載せて、そこに何かを記入しているのでした。周りに車はありません。聞けば、立ち木の調査をしているという。電線に接触する恐れのある立ち木のことです。この平並HWは県の基幹工事として、現在、拡幅工事が行われているので、その準備がいよいよこの場所にまで及んできたということなのでしょう。

 

立ち入って聞いてみれば、委託会社から2週間の出張で来たフリーランスの調査マンでした。今日が最終日でやっと東京に帰ることが出来ると笑っていました。

 

平並HWをこの先たどると、立ち木が伐採され、ショベルカーが入っている場所は大洞峠近辺から殆ど進んでいません。梅雨時とはいえ、少しモタモタしているように思えました。

 

さて、この3つの事例について、これにて“真実”が明かされたとは決して断定できません。明かされたと思われた“真実”の中にはとんでもない事実が隠されていた、なんてことがよくある世の中ですからね。でも、そう考えるのは止めにして、“レポーター”としての拙さ、未熟さを嗤うことにしましょうか。


終日、閉じこもり2016/07/09

伊豆稲取の海上
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稲取ではきょうは朝からずっと雨で、一時は強風が吹き荒れました。午後4時を過ぎたころから、やっと明るくなり、海上も次第にガスが晴れてきて爪木崎のほうも姿を現しました。

 

午後4時を過ぎて、もはや外出も面倒になり閉じこもりの一日でした。
爪木崎



漁船の処分2016/07/10

役場前
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今日は参議院選挙の投票日。投票を終えて役場から出てきたら、Bさんが自転車を押して歩いている姿が目に入りました。早速、駆け寄りました。自転車の前かごにはカーネーションの花束とサカキの束が載っています。朝市で買ってきたらしい。

 

サカキとシキミの区別はつけにくいが、神棚に供えるというから、サカキなのでしょう。きょうは7月10日、「することなすことが遅くなってな」と言い訳するのには理由があります。去年、胸を手術して心臓にカテーテルを入れているとか。3週間も入院したらしい。

 

そんなことがあって、とうとう船を処分する気になったらしい。最近は船揚げ場に大きな船体をさらしている日が多かったが、後を引き継いだご長男も船乗りから足を洗う決断をしたことから、かねてから頼まれていた利島の知人に譲ることにしたのでした。

 

船は稲取の船大工に任せて立派に化粧直しをし、先月先方に引き渡しました。譲渡契約が円満に行われたことと幸先を祝って船の燃料を満タンにしてやったよ、と言う彼の表情に愛船を手放した悔しさは微塵も感じられませんでした。

 

ひところは漁船の中古に買い手がつかず、高齢を引きずりながら引退もままならず、ついに体の自由がきかなくなって廃業するときには、船はお金を出して解体処分するしかなかったという話ばかりでした。役場前の広場で解体されるのを見たことがあります。他にも貰い手が無く、解体処分にされた船を私も知っています。

 

釣り船の中古の売買が成立した話を去年聞いたことがあります。その後、久しぶりに明るい話を耳にしました。これからも船の譲渡にともなって漁師の若返りが進んでゆくといいですね。
<海開き前の今朝の池尻>


検査結果2016/07/11

今日は定期診療日。1週間前にCTと血液の検査をしているので、その結果を聞いてきましたが、直腸がん手術後の内臓の病変については現在のところ心配な点はないという診断でした。

前回2016/02/01の検査と比較した上での所見
肺野・縦隔ともに粗大病変ありません。
直腸術後、吻合部に腫瘍影ありません。
膵体部の嚢胞性病変に著変ありません。
腹水・リンパ節腫大ありません。


しかし、この検査結果だけでは手放しで喜ぶわけにはゆきません。あの苦味が著しくなっているという、最近の味覚異常が本当に内臓疾患と関係がないのか、という問題が依然としてグレーなままなのです。

とは言え、現在は味覚異常も少し落ち着いてきているような感じもあるので、暫く様子をみようと思っています。

野菜果物をカラスから守れ2016/07/13

野菜やミカンを栽培している農家や一般のご家庭では、イノシシやシカの害獣対策に頭を痛めているようですが、こと、カラス対策では格別に有用な話を今朝入谷の農家HMさんから聞く機会がありました。特にトウモロコシやトマト、スイカ、ミカンなどに効果があるそうです。

HMさんは60年もの長い経験から、竹竿を何か所かに立て、その間に糸を張るという、“ いと ”も簡単な方法でカラスの被害を食い止めてきたといいます。この糸はどこにでもある裁縫用の糸でOK.しかもいろは白でも黒でも構はないそうです。

鳥の目は人間の目より利く、とよく言われますが。たいていの野鳥の目は人間の目とほぼ同じくらいの視力で、人間には見えない近紫外線(UV-A)が見える程度だそうです。だとすると、頭の良いカラスの場合は例えば、羽ばたく時に羽を糸に引っ掛けて傷める可能性がある、と判断しているのかも知れません。

或るサイトでテグスを2m間隔くらいに張ると良い、というのがありました。
http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/chougai/wildlife/crows_v35.pdf

これはHMさんの方法をより万全にしたとも言えます。HMさんは単に糸を張るという対策を某全国新聞に投書したことがあるが、採用されなかったそうです。あまりにも簡単過ぎたからだろうと、笑っていました。