一昨昨日の浅間山 ― 2019/06/10
一昨日のブログで山頂の“お狐様”の影をご覧になりましたでしょうか?石の表面と太陽光とが一匹のキツネを産みだしたのです。山頂の状態はあの石の表面に他の物体の影が投影される環境にはありません。従って、石の表面の複雑な形状に太陽光が特定の角度から陰影を与えて産みだされたと考えられます。大自然の為せる凄い技ですね。
さて、山頂からは東側の石段を降り、コンクリート舗装の道を下ってゴルフ場入口へと向かいます。天城連山が目の前に迫って圧巻です。
卯の花(ウツギ)が満開です。
風車尾根とその上の箒木山、左に万二郎
右から万二郎、馬の背、万三郎、手前の戸塚尾根にペンストックが上下に伸びている。上の貯水槽から水を流して発電機を下で回している。
三筋山にかかる巨大な風車群
片瀬の龍渕寺 ― 2019/06/16
きょうは風の強い一日でしたが、朝から夕方近くまで奈良本の図書館で過ごしました。午前中に講演会があり、午後はコーラスの練習です。序に、講演会が始まるまで時間に余裕があったので、片瀬の龍渕寺でハスの花がそろそろ開花の時期ではないかと訪ねてみました。数年前に初めて訪れた時に、大輪の見事な花を見て感激したのを思い出したからです。
しかし今回は残念ながらツボミが一つ二つあったものの、たくさんある大きな鉢植えのハスは多くを期待できない状態でした。たまたま寺のご住職が庭園の造作に手を入れてましたので聞いてみると、あいにく今年は不作だと言います。今の時期は梅雨でも、どうも例年と比べて少しおかしい。気温は全体に高く、空梅雨でもなければ多雨でもない。“不順な梅雨”としか言いようがない、と言うのは私で、ご住職のお話ではありませんが。
< 先ずは山門をくぐります>
泥まみれになって面倒見ても、こんな結果ではどうしようもない、とおっしゃるご住職がこの庭に初めてハスを試したのは大分前のことで、南伊豆で古代ハスの種を仕入れたのは白いハスの種類のものだったそうで、それが何と、栽培を重ねるうちに次第にピンクの色が濃くなってきたと言います。そして八重の花ビラも現れたと聞けば、驚きです。とにかく、数年前に私が見た当寺のハスは大輪で、薄いピンク色のグラジュエイションが目の覚めるような清冽な雰囲気を醸し出していました。
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<見事な鐘楼もある>
他に、ヒガンバナが毎年この寺の庭を飾るとのお話です。ケイタイを出して見せてくれた写真は見事なもので、中にはネコノヒゲのような細い線を長く伸ばしたものもありました。それに、ヒガンバナでは白と黄色のものしかないと思っていたのが、紫色のものもあると聞いて驚きました。この紫も最初に植えこんだ場所とは少し離れたところに突然現れたので驚いたそうです。自然界は複雑多岐だと言っているようなご住職の口ぶりでした。
”ひらなみHW” ― 2019/06/19
“ひらなみHW”を歩くのは久しぶり。午後4時のスタートでクリーンセンターを左折したのは4時半でした。
水生の庄を過ぎると間もなく、工事中の新しい道への分岐点に到着します。その奥の方から作業が進んでいる機械の音が聞こえてきます。今回はそちらの方はパスして、従来の道へ進みます。前方に大きなクレーンが見えてきました。まさにこの辺一帯が”ひらなみ”という所です。
現場は多分、菖蒲沢や他の小沢を集めた、洞川の上流に架かる橋の建設です。正確には橋梁の基礎工事、つまり橋台の部分です。これは看板によれば、4本の橋脚が描かれており、今年の8月29日に竣工予定となっています。今までの橋は小さなものですが、拡幅された道に対応するにはしっかりした橋が必要ですね。
従来からの橋を渡ると、その先は既に拡幅された堂々たる美しい道です。緩やかな坂を上がって“大洞峠”に立ち、暫く景観を楽しんで下山です。途中、“稲取アルプス”で素敵なおばあちゃまと再会しました。その話はまた披露できるチャンスがあるかも知れません。
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従来の橋の上から洞川上流
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工事現場を背に大洞峠へ向かいます。美しい林。
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