「伊豆稲取散歩ルート12選」 ― 2019/07/21
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最近、カメラ会社その他でフォトブックが盛んなようです。子供の運動会やピアノなどの発表会の写真、あるいは結婚式の写真などを小冊子や本などにして残すと聞けば、昔写真屋さんに現像・焼き付けを頼むと、サービスとして小冊子を付けてくれたのを思い出します。
小冊子と言っても、写真を収納する小袋付きの簡易アルバムです。まあ、大抵の人は大きいアルバムに入れ替えたことでしょうが、だんだん増えてくると面倒になってそのまま引き出しに入れっぱなし、という向きもおありだったかと思います。
フォトブックは撮った写真を安価で見栄えの良い本の形にしたものです。このフォトブックが人の、特に若い人たちの心をとらえたのは多分、自分たち自身で編集して、面倒な印刷と製本をプロに任せるという流れが気に入ったからでしょう。かくいう私もその一人で、常日頃慣れているワードに写真を貼り付けて若干のコメントを足す流れとほぼ一致するものだから、安価であれば手が出るわけです。
問題はその編集です。実はプロ側が提示する“台本”はアレンジメントに制限があって、ワードなどの自在なレイアウト(配置)が出来ません。1ページに載せられる写真の数や大きさ、その組み合わせなどが、提供されたフレーム(枠)でしか使えないのです。文字も僅かなコメントしか載せられないのが殆どです。
勿論、記念写真などにはそれで十分なのですが、写真をエッセイ風にまとめたい時などは少し不満が残ります。いろいろ探してみて、結局私が選んだのは富士フイルムで出している「フォトブック・ジン」でした。これは比較的文字も多数扱え、写真のフレームも豊富です。そこで、先ずこの会社が提供しているソフトをダウンロードして編集を始めました。編集が終わって発注してから一週間で本が届きました。早いものです。
出来上がったフォトブックはさすがに写真の仕上げが秀逸です。若干ボケた写真でもシャープに生まれ変わっていました。文句なしです。ただ、フォントの種類や大きさには不満が残りました。それでも、写真の出来栄えがそれらを帳消しにしてくれています。インクジェット・プリンターで枚数多い写真を印刷する手間と費用を考えたら、リーズナブルな「フォトブック・ジン」でした。
今回のフォトブック:
「伊豆稲取 散歩ルート12選」
A5版 96頁 写真134枚収納
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