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「そのエサはどこかで仕入れたものですか?」と、私。「ええ、スーパーで買ってきたんです」膝を折ったまま、つまりネコに寄り添うようにして箸で直接ネコの口先までエサを運んでいるのです。ネコに対する彼女の愛情の深さを感じますね。このネコは飼いネコの様に清潔できれいな毛並みをしています。色はグレーです。時々彼女の腕に体を摺り寄せて甘えています。隣にもう一匹いて、こちらの方は三毛ネコです。三毛ネコは食事を済ませたらしく、コンクリートの上に伸び伸びと横になっています。要するに、オバサンとネコ2匹は穏やかな家族の絆で結び付けられているような侵すべからざる平和な世界の中にあると感じました。
私のマンションの隣人にネコ好きな方がいて、野良ネコ保護のために片瀬白田の人たちとグルーぷをつくってNPOのような活動をしています。野良ネコが生きて行ける環境整備を少しでも進め、医師と連携して避妊手術の手伝いなどもしています。このオバサンもその一員かなと聞いてみると、
「私はただ好きでやっているので、グループに入ってはいない」と言ってから、川向こうのオジイサンが野良ネコに毎朝エサをあげようと、ここに来ていることは知っているという。つまり、朝と夕をそれぞれで“担当”しているわけです。ネコの場合、小さな生き物なので朝夕の2食で完璧かも知れません(?)
オバサンは後家さんになってから寂しさを紛らすためネコを飼い始めたのだが、愛情を注いだそのネコも数年で死んでしまい、寂しい思いを一度ならず二度までも経験してからというもの、もうこんな寂しい思いはしたくないと、ネコを飼うことはやめにしたと言います。そして暫くしてあのオジイサンが毎朝、野良ネコにエサをあげていると聞いて、ならば、夕方は私が通うことにしようと決め、去年の秋からここに来るようになったと話してくれました。こうしていると、たとえ野良ネコでも回数を重ねればいつか家族のように心が通じ合える、寂しさを紛らしているのではなく、今や生きがいになっているとさえ言っているように感じました。
彼女の家は白田の東泉院の前にあり、寺の住職とよくお会いするそうです。住職は女性で、お会いするたびに優しい言葉をかけてくれると言います。そういえば、12日の今日はこの東泉院で「お寺でマルシェ」が開催(雨天決行)される、と伊豆新聞に載っていました。きょうは雨で参加出来なかったのが残念です。
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