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奈良本から龍淵院へ2013/09/02


予想ではきょうの気温はきのうより2~3度低いはずでした。ところが今朝は強い日差し。それでも、バス停でバスを待っている間にかなり強い雨が落ちてきて、これなら涼しくなるだろうと、傘も差さずに今日の予定がうまくゆくことを考えていました。
 


先ずは片瀬の道行き2件。その後、白田の石碑探し2件。面白い一日になりそうでウキウキしていました。しかし、結局は白田の2件はペンディングとなり、片瀬だけで引き上げたきょうは50点というところでしょうか。点が取れただけでも幸せと思わなければ。
 


小橋のバス停で下車後、しばらく雲行きを眺めてから「湯ノ沢入口」へと歩き出しました。熱川交番手前の道に入ります。道なりにゆくと、どうやら山に囲まれた盆地の中に入り込んだらしいことが分りました。草刈りのオバサンが木陰で休んでいたので道を訊くと、ずっと先で小学校の正門前に出るとのこと。


実は交番の国道寄りにもう一本道があったのです。この辺の地図を持参しなかったのが拙かった。結局戻って仕切り直し。気を取り直して、車も通れる舗装道路を少しずつ登ってゆきます。その感覚は、あの坂町からの学童通学路に向っていることを示しています。やれやれ。
 


途中、大政建設の建物を過ぎて道が直角に左に曲がったところで、先方に立派な柵が目に入りました。これが多分別荘の柵だろうと、あの岡野画伯の写真を思い浮かべたのでした。近づくと、かなり広い庭園が東側に展開していました。
 


中を覗いてみると、庭園全体は手入れが入っていないようです。しかし、妙に落ち着いた佇まいです。ある一定の秩序が保たれている感じがします。詰り、少しも見苦しさを感じさせないのです。「時間」と「空間」(自然)をもともと計算に入れた設計であることを思わせます。
 


暫く佇んだ後、その先を追ってみました。あの坂町バス停から小学校へ向かう古道の途中にある道標「むらみち」。その石標への方角と一致しています。温泉掘削の櫓のようなものの脇から奥へ進みましたが、直ぐに茫々たる草薮を前にしてギブアップ。引き返しました。
 


そして間もなく、見覚えがある場所に到着しました。前回、「むらみち」から上がってきた場所でした。前方に天城の山が展開しています。これにて、片瀬の宿題一件は落着しました。さて、もう一つ。それは龍淵院の裏山から古い道を辿って山門に出ること。

天城の空


さて、その後は学童通学路に合流し、“さかい松”の峠から寺の背後へと向います。小学校への道を分けて尾根道を進み、最初の枝道を左に入って行きます。ここに来て別荘の雰囲気の建物がポツンポツンとあり、ついに前方に片瀬の海が目に入った先に、洗濯物が干してある別荘風の簡便住宅の脇から石段を下りて行きます。
 



前方は鬱蒼たる竹林でした。倒木ならぬ、倒竹が行く手を阻み、クモの糸が絡みつくのを我慢して強引に下りて行きます。間もなく、踏み跡は左右に分かれました。右の道は谷を右から巻くように水平に続き、左は谷に併行して下っています。ここは迷わず左の道をとりました。


道はやがてある程度広い抉れた道となり、倒竹はあるにしても安心してこれに従える雰囲気です。足下は枯葉や枯れ木のみで、繁茂した下草がないのが助かります。前方にコンクリートブロックが現れ、左にやはりコンクリートの小さな施設を見て、ついに寺の脇に出ました。軒先を回って境内に躍り出たのでした。
 


本堂には数人が詰めて、これから法事が行われようとしていました。山門に向って頭を垂れると、今回の目標の片瀬分が完結しました。その後、街中に出てから日差しの強さに閉口し、これ以上の無粋な彷徨を断念することにしました。白田の分はまたの機会にしたいと思います。


動画があります

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