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雲見の高通山2025/04/08

2年半振りの高通山は晴天でしたが、残念ながら海上は霞んでいて折角の景観も充分に得られませんでした。富士山もやはり霞んでいました。けれども、マーガレットラインに入る前に青野川沿いのサクラがちょうど満開の時期で、こちらは十二分に楽しめました。沿岸の並木は以前よりかなり長く延長された感がありました。とにかくスバラシイのひと言です。それに松崎街道をドライブするだけでも新緑に囲まれて癒されました。
きょうは友人の誘いに便乗出来て幸せでした。

                高通山山頂から伊浜方面を望む

浅間山から2024/11/13

きのうの浅間山の写真です。

アニマルキングダムからゴルフ場へ向かう坂道で ツワブキの花が今年も

浅間山直下に上がり
           背景に薄っすらと伊豆大島

万二郎と馬の背との鞍部がこんなにガレていた? と、驚きましたが、
拡大してみると、下草はバッチリ生えてますね。光の加減でだいぶ変わって見えます

山頂手前の旧展望台から
目に優しい展望が得られます。浅間山東尾根にたおやかなチウチン山
そして爪木崎方面

白田川沿いと奈良本

白田川にかかる赤川橋周辺


子浦日和山遊歩道2024/06/12

安曇野の友人が久しぶりに伊豆に来て弓ヶ浜に遊んだ折、逢ガ浜の盥岬に足を延ばしてその風景に魅せられ、次のターゲット、子浦の遊歩道を歩きたいと提案があり昨日、早速歩いてまいりました。この遊歩道は私としては先の山仲間と歩いて2度目となります。今回も妻良漁港の子浦の最奥から右回りで歩いたのですが、結構シゴかれました。
子浦の奥まった入江で  講習中のようです

妻良漁港の北を回り込んでマップのA(駐車場)に車を置き、防波堤根元Bからスタート。ウバメガシの防風林の中を上がって行きます。


間もなく33観音像の半洞窟に到着 登降の安全を祈ります。


妻良の奇岩を遠望

右回りに、旧三浜小学校前を通って港内の駐車場Aに帰着(休憩入れて所要3時間)


富士山がデッカイ!2022/12/23

さて、それから途中、初島や熱海の一部市街地を見て、漸く氷ケ池分岐に到着。ひと休みした後、丈を高くしたクマザサの中を泳ぐような恰好で登ってゆき、所々で足下の霜の結晶を踏みつぶしながら待望の山頂に跳び出した。山頂は想像していたのと違ってやや狭かった。しかし、なんと富士山がデカイ!こんなに大きな富士山は久しぶりだ。手前にひとかたまりの愛鷹山。そして右に箱根山。熱海市街地を通り抜けるとき目にした丹沢の山。あれは塔の岳か大山か? この山頂からも三角形の頭を出している。それから、富士山の左に南アルプスの白い山並み。左端の三角は北岳か?その右の大きな塊りは間の岳か? オオ、いずれも懐かしい山々!特に、南アルプスの白根の縦走は一歩間違えれば今のこの景観を目にすることはない苦しい体験だった。かにかくにこの山頂は特別に優れた展望台ではあるが、西の方の一部に笹丈が伸びて天城山方面が見えなかったのは残念。でも、大島、初島を上から見下ろせたのは収穫の一つだ。特に初島の様子がよくわかった。白壁のホテルが際立って見えた。

きのうはこの山頂も余程の風が吹きまくったに違いない。きょうは一転して穏やかな好天に恵まれた。名残惜しいが13時ちょうどで氷ケ池へと向かった。山頂からの下りは北北西の尾根を途中まで辿る。そして伊豆スカイラインに出てから、それを横断し路側を少し北にずれた所の降り口から下る。クマザサの間の狭い道は急な坂道で、所々にロープが張ってあった。途中Y氏から、「あれが氷ケ池だ」との呼びかけがあった。北に延びる伊豆スカイラインと氷ケ池が一望できる。足下から箱根方面に広がる雄大な景観! 下に降りて方向指示板に順い氷ケ池に到着。池の東の端から回り込んで池畔に立った。池の表面にゾル状の氷がそこかしこに出来ている。この時期でも夜間には氷が張るかも知れない。昔はこの池の氷を切り出ししていたそうだ。運搬のルートを探してみるのも面白い。文献が残っているかも。富士山が池を覗き込むように頭を出し、湖面の一部にも映っていたのは逆さ富士だ!。 

氷ケ池からのルート探しに戸惑うおそれがありそうなのはウェブを見てわかっていた。分岐から池経由で山頂に上がった方が分かりやすいということだった。氷ケ池からスカイラインに出たところで鳩首を寄せ、地図を広げて検討した結果、S氏が見つけたインターチェンジの出口から出てスカイラインに添って歩こうということになった。結果はそれが正解だった。間もなく短い洞穴のようなガードを潜ると細々とした山道が上に続いていた。そして展望台のような古い施設を過ぎてからいきなり急登が待ち構えていた。分岐まで本日最後の登りである。約20分ほどの苦しいシゴキにも似た登りが続いた。 

分岐に到着し互いの健闘を称え合ってからは、下り一方の道をただひたすらに歩く。途中、あの「才槌の洞」の橋梁まで来て、橋桁脇に車道(熱海新道)からこの山道に上がれそうなルートを見つけた。インターチェンジの出口に続いている熱海新道から逸れてガードを潜りシゴキを受けるより、そのまま熱海新道を追えば、分岐まで苦労することはなかった。老兵4人にはその方が良かったかも知れない。しかし、終わってしまえば老兵どもの体力は、“まだまだ若いものには負けん”ということだ。メデタシ、メデタシ! 

駐車場に帰着したのは分岐からちょうど1時間後だった。


才槌の頭め!2022/12/22

時刻は9時半。駐車場からいよいよ出発である。早くもA氏が先頭を切ってずんずん先を行く。ところが、彼の後ろ姿を見ると長身の故か、あたかも散歩しているかのように相変わらずゆっくりとしたリズムを保っている。S氏がその後を追って、私が3番目。しんがりがY氏で、これが上りの時の定位置で、下りはS氏とY氏が入れ替わる。S氏には膝にハンデがあるので下りが弱い。Y氏の場合は肺にハンデがあって、聞けば深い呼吸の連続は無理らしい。ただし、下りになると別人に変身する。鍛えた体力がものを言っている印象である。 

間もなく車道が切れて山道になると東側は灌木、そして西側が竹林となる。この竹はモウソウ竹のようだが、まだ若竹なのか幾分細くて節と節の間が短い。竹林から漏れて来る日の光で足もとは勿論、全体に明るく気分がどっと乗ってくる。そしてまた暫く行くと、灌木に入れ替わった。先頭の2名が後続を待っていた。私が追い付いたとき、S氏があれはモミの木では?と指さした。今年も間もなくクリスマスだ。4人合流して休憩後、暫く行った所に看板が立っていた。「緑の風は心の詩」とある。確かにこのハイキング道には「緑の風」がある。風が穏やかな今日でも。何はともあれ、ホッとする登山道なのだ。

途中、一人のハイカーが上って来た。でっぷりした体つきの65才前後のオジサン。かなりの汗をかいていた。それなりのスピードで上がってきたに違いない。東京から来て宿をとったという。わざわざ東京から来るほどだから、全国の低山歩きにはまっているのかも知れない。当方も、これからは低山歩きしかできないだろう。あと僅かな晩年をどう選択してゆくか、自分自身のことながら興味がある。 

「才槌の洞」と書かれた看板があった。昔この上に洞があり、その前の大石に才槌の頭が彫られていたことから、このホラのことをそう呼んだそうだ。「才槌」とは知らなかったが、調べてみると木槌のことらしい。「才槌の頭」というのは詰まり、オデコと後頭部が出っ張っている頭のこと。「才槌の頭め!」と言って相手をさげすむとき等に使われるようだ。「さいづち」と入力したら「才槌」と変換されたので驚いたほどこの言葉に私は無知だった。それこそ「才槌の頭め!」だった。

それはともかく、この辺りの登山道の下を車道が走っていた。それが熱海新道だった。今回訪れる予定の「氷ケ池」方面(伊豆スカイラインの玄岳IC)と、熱海市街地の南端(錦ヶ浦・熱海城付近)とを結ぶ路線である。そしてこの橋梁を通過すると、いよいよクマザサの道を行くことになる。この先、氷ケ池への分岐点が近いと感じられたころ、若い人が、やはり汗を額に光らせながら降りてきた。玄岳頂上から氷ケ池を周り、急な登りをクリアして分岐から降りてきたらしい。この若い人は仕事が休みの平日を利用して山歩きをしているとのこと。相模原市相模大野の人と聞いて、上鶴間出身のS氏の目が光った。暫く話が続いて別れたのだった。 つづく