伊豆稲取便り

今年６回目の“はなれ”。磯歩きはバランス感覚を保持するのに格好の場です。しかも、どんなに寒い日でも、すぐに汗だくになります。運動不足解消にもってこいです。

今朝は潮が高く、“はなれ”の先端は遠慮しました。波が引っ切り無しに押し寄せ、足元を濡らさずに渡るにはタイミングが短すぎます。先端へは飛び移る箇所があって、しかも、しょっちゅう波をかぶっているため、岩がぬるぬる滑る部分があるのです。

先週の好条件の日に最先端の“はなれ”から釣竿を飛ばしている先客がいました。彼が履いている靴を見せてもらったところ、生け花で使う“剣山”のような針がソール全体に付いていました。

磯を歩いていて、ときどき雪山で使うアイゼンの引っ掻き傷のような跡があって、何だろう？と思っていましたが、その謎が解けました。これなら、ノリが付いた岩の上でも滑ることはないでしょう。

釣りをする人はそれなりの重量を抱えて岩の上を移動しなければなりません。十分な装備が必要ですね。