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黒根橋の巨大水槽と大岩2016/05/02

向かい庵の松(海防の松)
向かい庵」の脇から磯に下りました。黒根手前の大岩まで往復します。黒根に近づくにしたがって岩ゴロが目立ってきます。黒根橋まで来ると、ガケの途中にコンクリートの廃屋が見つかりました。この辺の磯には所々に山側から水が落ちて来ています。

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地震で崩壊したと思われる何かの建造物の残骸がありました。そしてその先わずかな所に大きな貯水槽があって、そこから二筋の水が零れ落ちていました。この状況は数年前に見たのと変わっていません。貯水槽のある場所は黒根橋の西側の袂下です。

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ここは「ふれあいの森」の南東の尾根が海に落ち込む場所です。ふれあいの森の上が「水乗り」なので、地下には豊富な水が包蔵されていると思われます。そのためか、ここの貯水槽からはもったいないと思うくらいの水が零れ落ちています。以前は向井の人たちの飲料水だったと聞いたことがあります。

 

この間、「南豆の山」のMさんがここの磯を紹介していましたが、ここにも「矢割の石」があるとは知りませんでした。http://blog.goo.ne.jp/nanzunoyama/e/176330e32ca64f319df7c731b2287ea9
数年前に二度も三度も歩いたというのに、当時は築城石などについて全く知識がありませんでしたから、そんな石に特別目をかけることもなかったのでしょう。今回初めてその「矢割の石」を幾つも見ることが出来ました。

 

更に、黒根に近づくとあの大岩からロープが垂れているのを確認しました。上の道路から覗き見してもロープは見つからなかったのに、実際にはずっと残っていたのでした。でも、だいぶ損耗しており、特に固定された部分の状態が悪そうです。このロープに頼るのは危険です。

岩の上に登るなら、別にロープを用意すべきでしょう。そして、できるなら、新しいのに取り替えておきたいところです。この岩には風化が進んで出来た穴ぼこが、好い手がかり足がかりを提供してくれています。くれぐれも、現在付いているロープに手はかけないことです。

 

最近、この磯で釣りをする人の姿を殆ど見かけなくなりました。この大岩のすぐ上に旧道に這い上がるルートが明瞭にありました。それは釣り人が往来して出来た道です。途中の急な箇所にはロープもありました。私もそのルートを2~3度上がったことがあります。しかし今はブッシュに覆われて道がなくなっているように見えます。ここは遠慮して磯を戻ることにしました。