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ユーカリの実2021/06/11



きのうは大して歩いてないので、今日は少し余計に歩こうと、水下から農免道路に上がって山神社まで歩き、国道に下るコースを選びました。午後から曇り空で歩くのにちょうど良いよいコンディションでした。

アラコ道に来たら、あのユーカリの木に実が生っているのに驚きました。この木は数年前から樹勢を失い、最近では枯れ枝や枯れ葉が目立ち心配していた矢先です。実が生っていたのは全体のほんの僅かでしたが、実そのものはいつも見てきた開花する前の段階と全く同じ形状で、これからが期待できそうです。(実が開花するという表現はおかしいかも知れません。しかし、この実が裂けて出来上がった形が花に見えてしまうので、ここでは開花としました。イチジクみたいなものなのでしょうかね)

この後は下平塚を経由して”いのき”を目指します。(つづく)


下平塚の馬頭観音2021/06/12



ユーカリ(マップA)を見てから”水下~見高街道”をどんどん進みます。百塚の四辻を過ぎ、更にその先の下平塚の馬頭観音碑の所(マップのB)で足を留めました。年配のご婦人が石碑の上部で掃除をしていました。そこはずっと上に広がる南斜面の畑の入口です。

声をかけてから、馬頭観音碑について聞いてみました。実は4つある石碑の一つが何であるか判然としないので、この道を通る度に疑問に思っていました。他の3つは何とか読めても、もう一つは文字が刻まれていたのかどうかさえ分かりません。石碑などは多年にわたる風雨によって浸蝕されてしまうのは仕方ないことですが。

果たして、ご婦人はその点はわからないが、奈良本から水下のミカン農家に嫁入りしてから、この場所に碑があること、この場所でヒヅメを点検したり取り替えたりしたこと、そしてその後もこれらの石碑は水下の近くにあった馬頭観音を集めたものと聞いたことがあると言います。

それから、最近ではイノシシがこの辺を荒らしまわり石碑の土台まで崩してしまったことがあって、近所の左官屋さんに修復してもらったそうです。役場に話を持って行ったが埒が明かなかったと嘆いていました。

この道は牛馬が通った古くからの農道でもあり生活の道でもありました。一つの目印としても石碑が立てられたことは想像に難くないでしょう。海岸通りとは別に水下から見高へ抜ける街道みたいな道だと、幾度となく通っている私などには思われます。言うなれば歴史を刻んだ道ということです。ですから、道路の保守・維持は欠かせないはずです。 つづく




農業用ハウス2021/06/13



下平塚の馬頭観音碑まで来れば、その先には間もなく”さじめ橋”があって志津摩川を渡り細い道を上がって行くと、坂の途中にカーブミラーの付いた四辻があります。直進して急坂をゆけば”いのきわ”のミカン畑やハウス群に出、その先へは藤が沢を渡って見高方面へ延々と続きます。海側への細い道を下れば国道は間近で徳造丸のトコロテン工場の所に出ます。以前はこの降り口の所に食堂”釜めしさいかわ”があったが、今は店を閉めました。残念です。

今回は四辻を山側に折れて急坂を上がりました。右手は広い竹林で、一度サルが道端で群れていたことがあり、慌てて戻ったことがありました。君子危うきに近寄らずです。この坂を詰めれば前方は開け”あらまき”のハウス群(マップのC)が眼下に見通すことが出来ます。

ところで、今回はじめてつくづくとハウスを眺めて、とある一画にとてつもなく大きな広いハウスがあるのに気づきました。食パンの曲がった耳を6個並べた屋根にして、全体が長方形の一つの敷地に建っているのです。詰まり、6個のハウスを並べて一つのハウスにしているのでした。

当然、中には縦横に柱が何本も立って堅固な鉄骨構造にしています。その広さは体育館の広さの倍はあるでしょう。屋根までの高さも普通のハウスと比べるとかなりあります。それにまだ新品のようでキラキラ輝いています。多分、最近建て替えたのだと思われます。

同じ道を通っても、目の置きどころ、観察眼を鍛えればもっと何かを知ることが出来ると、この日あらためて感じた次第です。ボーっと歩いてるんじゃねーヨ、と誰かさんに言われないように。


サンゴ樹街道2021/06/14

一昨日は夕方に”ヤマハンノキHW”を歩いてきました。
この街道のこの時期はウツギの花が終わり、今はサンゴ樹の花が最盛期です。特にゴルフ場の垣根がにぎやかです。



菖蒲沢では期待していたあのツチアケビは開花していませんでした。稲取では今年は春先から高温が比較的続き、雨もあまり降らなかったことが影響しているのでしょうか?細い”幹”の根はしっかり土の中に埋まってまっているように見えます。でも、現在の状態を見ると、この先、開花するようにはとても思えません。

中の平では貯水池の工事が未だ継続していました。今回の工事は池から中の平へと水を落とすつなぎ目の部分でした。既にコンクリートは流し終わって、あとは細部の仕上げのような状況です。

夕方でもハウスでは農家の立ち働く姿が所々に見え、田圃に入って除草だか、抜き取りだかをしているMIさんの姿もありました。時間的にも多忙なようですのでお邪魔は控えることにして入谷へと下りました。


フィールドアスレティック2021/06/15

いろは坂は一番上が管理棟のある駐車場です。国道の信号機から墓地までが第1段階で5分、次いで森の中の急坂を上ってサクラノ広場の手前で息をつける場所が2番目で10分、そして第3段階が管理棟までで8分、合計23分かかります。体が軽く感じられるときは20分くらいで、調子悪い時は25分というところでしょうか。



こうして途中で息をつける場所が第2段階で、ここにあるフィールドアスレチックの忘れ形見がテーブル&ベンチです。アスレティック遊具は既に撤去されてテーブル&ベンチだけでは格好がつきませんね。休息をとるためだけというのでは、あまりにもこの場所は魅力がありません。子どもたちは寄り付かないでしょう。やはり、アスレティック遊具を元のように設置してほしいものです。

きのうはこのいろは坂を詰めて親水広場でひと休みしたあと、クロカンのスタート・フィニッシュゲートを抜けて駐車場まで来たら、保育園児と小学校1年生かと思われる子を連れたママさんが立ち木の枝に手を伸ばして何やら摘んでいました。子どもたちの声が楽しそうに弾んでいます。ママさんからコンニチハと声が飛んできました。すかさず、「サクランボですね」と私。ところが、ママさんは「桑の実ですよ」との返事。

よくよく見ると、なるほどクワノミです。ところが、オネーチャンが間髪入れずに「XXチャンがクワノミ大好きなの、と笑顔で妹を紹介してくれました。すると、保育園の運動着と帽子をかぶった妹はポリブクロを握った手を私の方に向けて得意そうに見せてくれたではありませんか!おかげで私は子供たちの前で間違えた弁解をすることもなく、みんなの笑いの中に融け込むことが出来ました。この家族に乾杯です!