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帰路、白田林道で2023/03/24

ウスバタの滝探索が残念な結果で終わった帰り、樹林に囲まれた林道を歩いていた時、谷側から目の前をフラーッと横断して行った白い物体があった。以前にもどこかで同じような物体が通過するのを見たような気がした。その行く末を目で追うと、道端に留まったではないか!

しめた!脅かさないようにそーっと近寄ってみる。相変わらずフワフワと動いている。カメラをずっと構えているうちに動きがピタっと止まった。慌ててシャッターを切る。そして、持っていたステッキを敵に近づけてみた。全く動じない。しかし、何やら得体の知れない物体がこの世のものではないように思えて。現場を壊したくなかった。この森の雰囲気がそうさせたに違いない。そのまま身を引いた。

ところで、きょうになって孫が遊びにきたので、写真を見せると暗に相違して、これは何らかの綿毛だろうという。早速、スマホを動かすとほどなく、ガガイモ科のキジョランを検索したのだった。つまり、タンポポの綿毛のような種子だったのだ!彼は多分、風に揺られて飛んで来たのだろう、と宣った。

ああ、森の中で一人感じたあのあの雰囲気は何だったのだろう?!