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ハイキャット2009/09/01

防災訓練
きょうは防災の日。朝、役場のスピーカーが何かを告げていました。
しばらくしてテレビを見ていると、国の防災担当である総理大臣以下の防災訓練の模様が映し出されました。ところが、わが稲取では何の動きもありません。

それから30分だったか1時間後だったかに、役場前に消防車が何台かやってまいりまして、ようやくイベントが始まった模様です。先ほどの広報はこのイベントの開催時刻を告げていたのでしょう。

スピーカーの音はなかなか聞きづらいもので、特に、ここ稲取では同じ内容を二度繰り返さない場合が多く、耳を傾けたときには終わってしまいます。

ただ、それを補って便利なのがあります。
稲取にはCATVのハイキャット放送があり、アナログでは2チャンネル、地デジでは12チャンネルで役場の広報を聞くことができます。

スピーカーの音が聞こえてきたら、すぐにこのチャンネルに切り替えられれば、内容を聞き取ることが可能です。電源を入れてなかった場合は間に合わないときがありますが。

そのほか、ハイキャット放送は東伊豆町の情報を常時提供してくれてますので、私どもには大変便利です。欲を言えば、デジタル放送をも発信しているのですから、データ放送にも手を広げてくれると助かります。

現在は同じ内容の情報を繰り返し文字放送しており、それなりに有益ではありますが、読み逃したときには、次の回まで待たねばなりません。

デジタル放送の便利な点は、視聴者がいつでも情報を引き出せることにあります。ハイキャットがそこまでサービスを提供できるようになったとき、本当に地域に根ざしたメディアとしての地位を獲得できるのではないかと思います。

下田公園2009/09/03

開国記念碑から見た下田港(稲沢川河口)
下田湾に注ぐ稲沢川の河口には漁船がずらりと並び、その部分だけでも大きな漁港となっています。この、寝姿山を背にした景観は絵になるほどすばらしい。

この沿岸にペリーの記念碑が立っていますが、私としては二度目の訪問です。過日は女房殿と二人で開国記念博物館に寄ったあと、ペリーロードを歩いてここへ来たのでした。

下田はその開国の物語からして、何となくエキゾチックなニオイのする街ですね。そういうところが若い人に受けるのでしょうか、二人連れの女性やカップルがペリーロードをゆき、あるいは、港を散策している姿が目に入りました。

稲沢川の河口に立つペリー記念碑の先に、下田公園へ上がる道が続いています。きょうは私ひとりで下田を歩き回るつもりで出てきました。ハイスピードで登ってゆきます。

坂道の途中に、先ずお馴染みのカーター元大統領の胸像が立っていました。開国100年祭で来日したときの記念だそうです。

更に上へ回り込むと立派な開国記念碑があり、石段を登ってゆくと、右にペリー、左にハリスのレリーフが碑を挟んで並んでいました。先ほどの河口が一望できる良い場所です。

下田湾に突き出た小高い台地全体が下田公園になっていて、そのうえ尾根が四方に伸び、変化に富んだ地形を成しています。ここに下田城が築かれたのもうなずけます。

城の天守台跡はこの山の一番高いところにありました。ただし、それを窺がわせるものは何もありません。この周りにはアジサイが沢山あって、その季節には訪れる人も多いと思われます。

少し戻ってお茶ケ崎展望台へ向かいます。野鳥の森の階段は通行止めになっていました。見下ろすと、草や木が茫々と生い茂り、手入れされていないのがわかります。先ほどのアジサイの茂る場所では二人の職人が剪定作業をしていましたが、こちらのほうには手が回らないのかも。

お茶ケ埼展望台では犬連れの若いカップルが景色を楽しんでいました。ここからは眼下に下田海中水族館の全貌を見ることができます。5月に孫たちと一緒にこの水族館を訪ねたとき、そこから見上げた東屋に人影があったのを見て、いつかそこへ登ってみたいものだと思っていました。今その東屋に立っているのです。

眺望を楽しんだあとはその海中水族館へ下山です。ちょうど昼時、そこの食堂でイルカショーを遠望しながら昼食休憩。注文した特製ラーメンは麺が‘いまいち’でした。

食後は駐車場の脇から山へ上がり向こう側に下りると、和歌の浦の遊歩道に出ました。磯遊びする数人の姿がありました。

海岸に沿ってゆくと、下田海浜ホテルの先に御番所跡があり、更に右へ回りこむと村上合掌造り民芸館がありました。かの白川郷の民家を移築したものだそうです。今回は手前で外観を見ただけで引き返しました。入館料600円は少し高い?

下田海浜ホテルから山を越すと、ペリーロードの終点に出ました。今回のウォーキングの目的の一つがこれで完了です。

もうひとつの目的は村上書店で児童書を買うこと。前回の訪問では「つみきのいえ」をここで買いました。きょうは竹田津実「子ぎつねヘレンがのこしたもの」を購入。

下田駅に戻って缶コーヒー休憩。構内は遠足の幼児たちでいっぱいでした。休憩後は最後の目的、伊豆急全線ウォークのうち、下田駅から次の蓮台寺駅までウォーキングです。

朝の気温は低く、半袖シャツでは少し小寒い感じだったのが、午後になると日差しが強くなり、気温も上がってまいりました。日陰を拾いながら、蓮台寺駅に到着。

ある程度歩けたことで満足した一日でした。

グリーンハウス2009/09/05

喫茶店グリーンハウス
金曜日のいつものお出かけは、どうも気が乗らなかったので、今日の土曜日に変更して河津を歩いてきました。

日帰り温泉に入るのもこの暑い時期ではその気になれず、まあ、川沿いを少し歩いてみようとやってきたのです。

先ずは駅から歩いて10分の「文化の家図書館」に寄りました。未だ新しく見える立派な図書館です。蔵書は東伊豆町に少し劣るようですが、内容はバカにできません。奈良本(東伊豆町)にはなかった郷土の歴史の本がここにはあります。稲取に関する本を見つけて感激いたしました。

ここでは天井のあるテラスに出て持ち込みの飲食ができます。ミーティングルームもあって、ちょうど年配の方の会合がありました。

昼時になったので図書館を出て、近くにお蕎麦やさんでもないかなと、河津川沿岸を遡ってゆきます。川幅の広い河津川では、一様に身なりをピシッと決めた太公望があちこちで長い竿から釣り糸を垂らしていました。

河津中学校を右手に橋を渡り、峰集落に向かって河津川から少し離れたところにグリーンハウスという軽食喫茶店がありました。白い平屋の建物にグリーンの帯のアクセントがついています。

中に入ると、植え込みなどが置かれて清々しい感じの明るいお店です。入り口にカウンターがあって、奥に4人用テーブルが4脚か5脚備わり、収容は充分と思われます。

女房殿はピラフを注文、私はキノコ入りパスタにしました。このパスタはしょう油味がベースで、これもなかなかいけます。女房殿も満足そうです。

私は他にトーストを注文しておきましたが、その必要がないほどボリュームもまずまずでした。もっとも、最近、家でも食事後にちょっとしたパンを食べる癖がついていますので、旨いコーヒーとともに無理にでも詰め込みます。

レジで支払いのとき、店に飾られている手作りの紙の傘を見て女房殿が店主に尋ねておりました。おかあさんと娘さんのお店でしょうか。おかあさんは、お料理番組の‘江上とみ’さんや女流俳人の岡本眸さんの雰囲気に似た方で、いろいろ説明してくれました。

この傘の作品は老人会のメンバーが作ったものだそうで、なかなかよくできた民芸品です。簡単にはできそうもないように見えます。

店を出た私たちは満足な食事ができたことで、もう少し涼しくなったら日帰り温泉に来たときにでも、また寄ろうという話になったのでした

黒根の坂2009/09/07

黒根岬
最近の私のランニングコースは少しハードなものになっています。天王さんの坂を下って旧135号線に出ると、稲取漁協前に出ます。ここがスタート地点です。

この稲取漁協の建物は中ががらんどうで、実はテングサの作業場になっていました。この中を初めてのぞいたのは雛の吊るし飾り祭のときでした。中に入ると、寒天やら干物、野菜や菓子の土産物など、他に野菜などが並んで客を待っていました。

もちろん、つるし雛も販売されていましたが、簡単なテーブルとベンチが置かれ、ここで熱いコーヒーなどを飲むことができます。私はここを訪れると、いつもお汁粉を注文していました。

この中を見てまわって北側の出口へ出ると、その先に吊るし雛展示館「むかい庵」へと導かれます。

私のランニングコースはこのスタートポイントから黒根岬方面へ向かいます。沿道には釣り宿や自動車修理店など数軒が海側に立ち、山側には伊豆急の電車が走っています。

人家が途絶えると、海が荒れた日は怒涛の潮騒が迫ってきます。ドドッともの凄い音が白波とともに聞こえてきます。

道はゆるやかな上りですが、たいしたことはありません。しかし、黒根に来ると急坂が待っています。国道135号線に出るまでつづら折の苦しい登りです。

初めのうちは途中で息切れして、この坂だけは歩いておりました。今でも体調が良くないときは無理せず歩いています。

ところで、この黒根の坂の根元には釣り宿や展望台があって、ここからトモロ岬などの海岸の風景を楽しむことができます。

しかも、ずっと下へ降りる道があって、岩礁で釣りをする人の姿を時々見ます。私も一度そこまで降りてみたいと思っています。

さて、2,3軒の別荘が立つこの黒根の坂を上り、国道の下のガードをくぐると、間もなく唐沢地区に出てようやく平坦な道になります。ここまで上がると、きょうのノルマは果たせた気になるのです。

つづいてケーキ屋さん、カルフールの前を通って信号のある箇所で伊豆バイオパーク方面の坂を上ります。お地蔵さまの前を頭を垂れながら駆け上がり、稲取高校の門前でコースの登りが終了します。

この高台の一角に4等三角点が埋め込まれており、ここから稲取漁港が一望できます。ホッとしながら、あとは下り坂を一気に消防署前まで下ってゆきます。

所要時間は30~40分です。のぼりのある分、汗をかなりかくことになります。走り終わって風呂上りのビールが何よりの楽しみとなっています。

箒木山から万二郎・万三郎2009/09/11

箒木山から万二郎・万三郎
きのうは伊豆大川駅から天城山を歩いてきました。

箒木山に登って、万二郎・万三郎を廻ってゴルフ場に下り、伊東駅へ出ましたが、7時から歩き始めて16時まで実に9時間の歩行でした。その間、休憩は合計で1時間もなかったように思います。

前回は、万二郎から箒木山を目指して道に迷い、挙句の果ては谷でケガをし、ヤット下山したのが予想もしなかったとんでもないところでした。

今回、その雪辱戦で、安全を期して下から上を攻める戦法をとりました。結果は、前回のときより、道が整備されていたこともあって、上首尾となりました。

矢筈山でもそうでしたが、未知のルートを行くにはやはり下から上をねらうべきで、その経験をもって上から下をめざせば確実性が高まります。

次の機会には今度こそ、万二郎から箒木山に迷わずに下りることが出来るものと、今から楽しみにしております。