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キンモクセイ2009/09/29

風船唐綿
あれほど嫌っていたキンモクセイの匂いも、久しぶりにかいでみると、オッ、懐かしいではないか!

きょうは一人で裏山探検に出ました。国道135号沿線の食堂“花たちばな”亭の脇に急な山道がつづいているのを前からねらっていたのです。

上ってゆくと、右手上にコートが2面ありました。これは多分、散歩でお会いするオバアチャンが言っていたゲートボール場ではないかと思います。早くも新発見です。

民家が結構建っている間を国道に並行した恰好で真っ直ぐゆくと、突き当たりが坂道になっています。この道が権現神社へ上がる道でした。この坂道は2度下りで通行しています。

初めての上り坂を休むことなく、途中から延々とつづく石段をかなりスムースに上がってゆきます。日ごろの鍛錬の褒美をもらっているようなものです。

ようやく疲れを覚えるころ、権現神社に到着しました。それにしても右に左につづく長い長い石段です。上部へ行くにつれ、谷が深くなります。

神社の前で頭を垂れてから、更に上へ進むと、ふれあいの森入り口に到着しました。ここから、エコセンター経由で入谷方面へ向かいました。

こうして、きょうの探検も実りあるものでしたが、このあと、間もなく旅館‘水生の庄’の前を通過したあたりで匂ってきたのです。あの甘酸っぱい香りが。一年ぶりの香りです。

でも、去年まで住んでいた街中での匂いとちょっと違います。ここは山の中ですので、きっと山の精気と一緒になっているからなのでしょう。味で言えば滑らかな感じなのです。

更に進んだ暗い林の中でも、同じような優しい香りに出会いました。どうやら、これまで目の敵にしていたキンモクセイの匂いと折り合っていけそうです。

願わくば、我が嗅覚が衰えたから、ということではありませんように・・・。