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稲取の平並HWの3期工事2016/06/01

カシワバアジサイ
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平並HWを歩くのは久しぶり。今朝は権現線遊歩道入口(さくら介護交差点)から上がりました。途中、マキの木が一部茶色に変色している生垣があって、その範囲が最近広がってきているように思われ少し心配です。背はそう高くなく綺麗に剪定してある生垣です。

 

緑の中の茶色をアートとして見るならば問題ありませんが、生垣ですからね、放っておけないでしょう。病気が広がらないように撤去すればポッコリ穴があいてしまうし、いっそ、全体が茶色になるのを待つのは邪道でしょうか、植木屋さん?

 

中川の畑ではこの時期の定番、テイカカズラが石垣を覆っています。ほのかな甘い香りは大歓迎です。矢車に似た小さな花弁も好いですね。ただ、この後枯れてそのまま石垣に残った態はよくない。
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吉久保道を上がってゆくと、ご婦人が野良で何か仕事をしてらっしゃる。大きなツバの帽子に長靴の完璧な野外スタイル。50前後の声も大きく若々しい。傍らに横倒しに笹竹が何十本か並べてあって、そこから1本1本取り上げては半分くらいの大きさに揃えています。

 

何に使うのか聞くと、庭に植えたキューリの添え木にするのだそうです。お宅でも使うのなら、持って行ってもいいわよ、と随分寛容な方だ。この上の新しい住宅団地の方でした。東町に実家があり、ご両親は健在です。

 

そういえば、いつの頃でしたか、東町は津波を恐れ、山の手に家を建てて引っ越している人が多いと聞きました。空き家が多いのはそういう事情もあると。若い人なら尚更でしょう。案内していただいたお宅の庭は駐車場の上の広々とした庭園で、すぐ目につく場所にホットリップスが群生していました。

 

稲取園芸さんのすぐ裏の畑まで来ると、アジサイがようやく開花し始めていました。新しい命が誕生したばかりのように清新で美しい。カシワバアジサイが未だ少しだけ花を付けて控えめなので、その大きな柏の葉がその分、目について、なるほど名前の由来が葉にあったのかと、あらためて知らされているようにも見えました。

 

入谷の“よかさか”と平並を結ぶ道路に上がり、大洞峠で一息ついてから下り始めると、ショベルカーの音が聞こえてきました。伐採されたばかりの桧の切り株が生々しい。道路拡張の次期工事が始まっていたのでした。ショベルが均したエリアを見ると、幅のかなり広い範囲に渡っています。

 

ただ、道路は立て看板がある場所まで約50m間の立ち木が伐採され、看板には「平成28年8月31日まで稲取地区3工事」とあります。とすると、大分こま切れの工事が延々と続くことになりそうです。

 

平並の保育園農園では理事長先生が鍬を振り上げていました。どうやらジャガイモの畝が相手のようです。近く子供たちに体験させようと準備をしていると言う。ちょうど曇りがちな天気のもと、作業も捗ることでしょう。
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水生の庄の手前で若い人がラブラドールレトリーバーの黒い大きな犬を散歩させていました。メイと名付けたと言いますからメスかな?挨拶もしっかりとした好青年でした。