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三番叟の稽古2009/10/28

三番叟の稽古
10月28日、29日には伊豆大川の三島神社例祭があります。

ここの社殿に立派な彫刻が施されていると聞いて訪ねてみました。都合できょうの日中しか時間の余裕がなかったためです。

場所は大川温泉の国道135号沿いにあります。バスを降りると目の前です。きょうは初日で、やはり、氏子や業者が入って飾りつけやその他の準備など作業中でした。

鳥居の石段はその作業で上れないため、右側から急な坂を上って、裏から入りました。狭い境内にはそれでも露店の準備が数軒できており、焼きそばなどが期待できそうです。

反対側には松の木の日本画の屏風を背景にした舞台用の建物があります。そちらに向かって観覧席がもうけられていました。舞台装置やら、真ん中の社殿の飾り付けやらで準備作業が進んでいます。

社殿の彫刻は特に正面の‘竜と仙人’の浮き彫りが立派なもので感銘を受けました。高札によれば、約一世紀半前の作だそうで、素人目にもとにかく見事でした。

食事でいったん辞してから、帰りのバスの時間待ちにと、もう一度参詣したときはちょうど三番叟の稽古中で、親切な氏子のはからいで練習中の幕を外していただき、舞を直接観覧することが出来ました。

稲取の夏祭りで子ども三番叟を見ておりますので、同じような調べに合わせた舞には親近感がありました。踊りの好きな女房殿は自ら体を動かして調子をとっていました。本番では正式な衣装を身につけた、華やかにして悠久を感じさせる舞が見られることでしょう。