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アスド会館から直接白田へ2011/11/01

天城山と別荘
アスド会館は東伊豆町の文化スポーツ施設ですが、浅間尾根(風車尾根)の末端の高台にあるため、アクセスには車が必須です。ただ、現在はバスが運行されてないので訪れたことはありませんでした。

それが、今朝急にそこまで歩いてみる気になりました。もともと。新白田トンネルを徒歩で白田側からと稲取側からも通過していますし、しかも、アスド会館はこのトンネルから僅かな距離にありますから、特段のことはありません。

この際、あわよくばアスド会館から直接白田側に下り、旧国道を歩いて旧灯台に上がることを考えてみました。稲取と白田の間を尾根を挟んで往復できたら、これ以上のことがありません。

ちなみに、稲取から旧灯台に上がって崩壊した旧国道経由で白田海岸に下った後、再び東泉院から上がって東京理科大学の保養所を通過し、新白田トンネルを抜けて稲取に戻るコースは一度歩いたことがあります。今回はトンネルを抜けずに一周するわけです。

さて、アスド会館には40分ほどで到着し、早速館内を見学したかったのですが、フロントフロアだけが公開されているとかで、他は自由に出入りできなかったのは残念です。プールなどの体育館も午後でないと非公開で出入り禁止を言い渡されました。

そんなわけで、描いていたイメージと違ったので大変残念な思いをしました。また、周囲は閑散としていて、これが町民に開かれた有意義な施設なのか疑問に感じました。

体育館の裏の電波塔側に上がってみたら白田側の景観が得られ、天城連山が目の前に迫っていたのはせめてもの慰めでした。ところで白田側に下りる道はあるのか?もちろん地図上にも道はありません。でも、かすかでも踏み跡がないかということです。

天城山を眺めていたら、配電用の電柱が山の傾斜に沿って等間隔に立ち、ずっと白田側に下っているのに気が付きました。今立っている場所の近くにその導入部があります。すぐに送電線の巡視路があるのではないかと直感しました。

早速そこから下ってみました。アスド会館から東へは尾根が急降下していますが、この道はほぼ北の方角で緩やかな下りです。案の定、先ず先ずの歩きやすい道が下部へ続いていました。電話線が地下に敷設してあるとの立て看板やマンホールのような鉄の蓋もところどころにあります。

クモの巣を払いながら道の形跡を追って下ってゆくと、小さな貯水施設に出ました。その回り込んだ先にはコンクリート舗装路が下っています。どうやら別荘地の一番高い所に出た模様です。

先ずは白田側に直接下りることに成功したわけです。このあとは別荘の間を縫って鼻歌気分で下山です。ついでに東泉院に参拝してから国道を横切り海岸に出ました。それから改めて旧国道を辿り、新トモロトンネルの左脇から這い上がって勝手知った道をゆき、ついに旧灯台に到着しました。ボートとブランコは去年と同じような佇まいで残っていました。

これにて今回の小冒険は終わりです。旧国道の崩壊部分の往復は成功しましたが、アスド会館から白田に下った今回の逆の上りはもはや遠慮することにします。白田側から稲取へ北の山側を辿るなら、新白田トンネルを抜けたほうが魅力があるような気がするからです。