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晩秋の三筋山2011/11/25

いつものように新聞を取りに出たら、何と快晴無風。これは手をこまねいてはいられない、ウジウジしていたら男がすたるというわけで、新聞はそこそこに斜めに読んで、それでも、食事しながら“カーネーション”をしっかり見てから出発。 

下調べ無しで登れるのは三筋山くらいのもの。国道135号線を際どく歩いてセブンイレブンで昼飯分を調達し、長坂経由で入谷道を上がってゆきます。 

途中、国道沿いで庭の掃除をしていた“やっさか”のご主人から「今日はどこへ行くの、元気だねえ」の言葉を頂戴し、長坂ではやはり坂の掃除をしていた元中学校長、T先生にも同じく「元気ですねえ」の言葉をいただき、何となく幸先のいいスタートです。 

“大久保の大家”さんの前から志津摩川を渡って大峰山を目指します。道中、新しい立派なハウスではカーネーション農家の方が出荷作業をしていました。声をかけたら、実は、志津摩の田圃で田植えの応援をしていた若い人の一人だと分かりました。 

稲取では、特に農家の人たちはみなさん何らかのつながりがあって、互いに互助精神が昔から生きているようです。かつて模範村として全国に知れ渡った実績があるんですからね。 

それはともかく、これだけ幸せな出会いがあったら、この先、素晴らしいことがあるに違いないのです。そう信じながら足を進めます。 

例によって、牛馬慰霊碑に頭を下げてその前の道を上がってゆきます。牛馬慰霊碑といえば、建設者の老人クラブが管理を止める方向で検討している由、先日の伊豆新聞に載っていました。春に梅と桜に彩られるこの慰霊碑が管理されなくなると、どういう状態になるのでしょうか?この問題の行方が気になります。 

さて、大峰山の防火帯の末端から登ってゆきます。今回は防火帯の山焼きが終った後なので、歩行はいたって楽なものでした。鼻歌気分で急坂を登り切ると、可愛い花が出迎えてくれました。おや?ショウジョウバカマ。この花は雪解けの山で見たことがあるのに? 

次に、可憐な黄色い花、名前がわかりません。それから、濃い紫色のワレモコウ、真っ白で小さなツリガネニンジン、そしてアザミ。

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ときどき雲が太陽を覆うと、汗が冷えて寒くなります。でも、動いていれば問題ありません。歩きやすくなった防火帯の稜線歩きは楽しいものです。天城連山の上空にも雲がかかって、その稜線は妖しい雰囲気です。

妖しい雰囲気の天城山

いつの間にか、大峰山の尾根から三筋山のフライトエリアにつづく稜線上に這い上がりました。ここから先はコンクリート舗装の道が三筋山の山頂直下の駐車場まで続いています。いつもなら、この道をゆくところですが、幸先の良いスタートを切った今回はちょっと冒険してみました。つまり、あくまでも大峰山から続く尾根をたどるのです。 

このつづきはまたあした読んでくださいね。