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水源探検2012/12/03


沼津川の湧水や林の沢からの水が向井、新宿に水道を通したほど、飲料水として重要な役割を果たしたことは、そう古い昔のことではないようです。天草の水洗いにも使われていたのが、周辺に家々が建ってからはその排水が流れ込み使用出来なくなったと聞いています。きょうはその水源探索をしてみました。
 


たまたまテングサ漁のKさんご夫婦が裏の畑で作業していたので、いろいろと情報を仕入れることが出来ました。先ずは踏切を渡って探検に出発。


コンクリート舗装された細い道をミカン畑に上がります。これより沢の方へ近寄ると、かすかな踏み跡が谷に下り、ボサを払いながら沢の左岸(水が流れる方に向かって左が左岸)を行くようになります。



<早くも上から流れ込む排水>

間もなく貯水槽が見えてきました。想像していたよりも小さなものです。コンクリート製で鉄板を被せてあります。ちょっとした広場に降りて北の方角に進むと、第2の貯水槽と水源の入り口が現れました。


入口には「第一水源」の表記がありました。右から左へ、古い書き方です。金網の扉にはカギがかかっており、内部は石段の先が暗くてその先ははっきりとしませんでしたが、水がチョロチョロ流れている音が聞こえました。

 



この広場の上は石垣が築かれ、竹林となっています。田町地区で神福竹に使われる竹はここで調達されると聞いています。しかし、昔は知らず現在のこの竹林は細い竹と枯れた竹とで、元気がありません。


第一水源があるなら、第二水源もあるに違いない、ということでこの竹林に上がり、沢の上流へと向かったところ、間もなく右に畑が現れました。どうやら最上部へと出たようです。
 


それでも上流へと沢沿いの道をギリギリまで追いましたが、飛び石伝いもこれ以上は不可能という地点で今回の探検は終了。この地点の対岸のガケ上から滝のようにドサーッと音がして水が流れ落ちてきたのにはびっくりしました。どこかの家で大量の水を排水したようです。





さて、第二水源はここでは探し当てられませんでした。ここにないとしたら、この上の吾妻権現神社から“あさうらや”さんまでの「上林の沢」のどこかにあるのがそれではないかと考えられます。以前monma さんからコメント頂いた中に、国道上部に貯水槽があった旨の記事があったように記憶します。第二水源の探索が宿題になりました。