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三筋山のパラグライダー ― 2014/07/02
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三筋山の山頂手前に三筋山の“肩”のような広場があって、そこはパラグライダーのテイクオフ(離陸)地点として整備されています。テーブルと椅子もあり、何よりも海に向って景色が広がっているのが素晴らしい。
きのうはここに若い女性のライダーが一人、芝生に座って細野高原を眺めていたので、ちょっと寄ってみました。その前に、山頂直下の駐車場で初老のカップルを案内していた女性の方から、ライダーを一人、上に上げてきたとの話を聞いていました。
彼女の背後には両翼を広げたパラグライダーがきちんと芝生に置かれています。心地よい微風が東の方から流れてきて、時間の流れを忘れる雰囲気です。
先ほど山頂直下の駐車場で観光客を案内していた女性はインストラクターで、彼女がパラグライダー基地(第一駐車場)に戻るのをライダーのこの人が待っているところでした。インストラクターの指示を受けてから飛び立つという。
彼女は「伊豆フライトスクール」に入って1年が過ぎたそうです。小田原の人で月3回レッスンを受けにここへ来るとのこと。最初のうちはインストラクターの無線の指示を得ながら、基地に近い小山のテイクオフ地点から発着を何度も繰り返す。
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そして2年目の今はこの高所から発進できるライダーに成長したわけです。空を飛ぶのに恐いことはないかと訊いたら、テイクオフのときはいつもドキドキして不安でいっぱいになるとの返事です。しかし、飛び上がって安定したときは別世界の時間を充分に楽しめるとも。
先ほど大峰山の稜線上を歩いている時に上空に翅を広げてゆったりと飛んでいたパラグライダーは彼女だったのです。これから2回目のフライトだそうです。このあと食事してから更に2回飛ぶ予定だと言ってました。
暫くして立ち上がったところを見ると、身長170センチ、体重70キロはあろうかという堂々たる体躯の持ち主です。直下の駐車場からここまでの15分間が一番辛いと言って笑う明るいお嬢さんでした。
このあと暫くして、私は食事をするため少し離れた所から、テイクオフする模様を眺めていました。パラグライダーの翅が風を受けるタイミングを何度か確認してから、ついに小山を駆け下りたところで風に上手く乗ったようです。そしてゆったりと北から南へ舵を切って姿を消しました。今回はランディングスポットへの正確な着地訓練ということでした。
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