伊豆稲取便り

今朝は４センチくらいの虫（甲虫類）が廊下でオナカを出してジタバタしていました。手で触るのは気持ち悪いので、割りばしを持ってきて引っくり返してやったら、ゾロゾロと前に進みだしました。

前へ進むと言っても、袋状の廊下では果てしがありません。多分、飛び去るだけの余力が残ってないのだろうと新聞紙に乗せて、南側のベランダの鉢植えに移してみたら、今度はじっとして動きません。

別に観察するつもりはないので部屋に引っ込み、いつものように食事しながら新聞を読み終わったところで、鉢植えを覗いてみたら姿が消えていました。他の鉢植えを探しても見つかりません。飛んでゆく力がなかったとしたら、土の中に潜り込んだかな？

そんなことも忘れた夕方。廊下に出てみたら、同じようなのが一匹、やっぱり仰向きでジタバタしています。朝のよりは少し小さく、頭の先に小さな鍬形が付いています。クワガタだなと思って調べてみたら、コクワガタのメスでした。私としてはコクワガタのメスを見るのは初めてのことです。

そこで思い出したのが朝方の虫です。こちらの方は鍬形や甲冑が付いてませんでしたが、背中が分厚く、光沢があったところからカブトムシのメスだったのではないか。写真を撮っておけばよかったと思っても、後の祭りです。

以前、この廊下にコクワガタのオスが飛来したことはあります。ただし、メスは初めてだし、カブトムシは雌雄ともに確認したことがないので、朝の虫を写真に撮っておかなかったのが今、悔やまれてなりません。