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歩道がない一般国道2014/07/07

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東伊豆有料道路として稲取区間(河津浜と片瀬間)が完成したのは昭和42年4月で、無料開放されたのが昭和57年4月でした。

 

この道路は現在国道135号の一般国道になっていますが、当初有料道路として起工されたためか、歩道のない部分がだいぶあります。言うまでもなく稲取を走る幹線道路ですから車の往来は頻繁で、従って歩行者は危険を冒して白線外の僅かな空間を歩かなければなりません。

 

しかし、最近、歩行者保護のために歩道を整備しようという動きがようやく出てまいりました。車優先の目線でしか考えられなかった人たちも、歩道を設けざるを得ないという判断に傾いてきたようです。

 

現在進行中の歩道新設工事としては、私どもの身近ではさくら介護~権現線遊歩道交差点近くから東海バス稲取営業所近くの区間です。この区間はその先の稲取南口に至るまで殆ど歩道はありません。

 

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特に稲取北口までは歩く人の姿が時おり見受けられます。かくいう私もハイキングに行くときなどはコンビニで食糧を仕入れるために、この歩道のない道路を歩くこともしばしばでした。しかも僅か5分間の歩行でも、身のすくむ思いを一度ならず経験しています。

 

工期は今年7月31日となっていますので、この間に開通するのは多分、区間の半分くらいでしょう。しかし、その先は海側が急崖の地が続き、拡幅するには足桁を工夫する必要がある場所です。難工事が予想される所です。

 

立て看板を見ると、静岡県下田土木事務所が発注者となっています。国道だから国土交通省が発注者というわけではないのですね。いずれにしても、この難しい部分の工事は工事が予定されているとして、かなりお金もかかると想像されます。全線開通はまだまだ先になりそうです。