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シロオニタケ ― 2015/08/07
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昨日、クリーンセンター前の林の中に白いキノコを見つけました。遠くからは、どこかゴルフボールがティーの上に乗っているように凛とした貫禄を見せていました。この辺は檜林で、近くには2,3本の雑木が葉を茂らせています。
ところが、またその現場に今朝立ち寄りましたら、あわれ、カサが壊れて散乱しているではありませんか!素人考えで、野鳥か小動物の仕業かな?あんなに清潔で綺麗すぎるキノコが実は毒のない食べられるキノコだったのかな?などと思ったのでしたが、近づいてよく見ると、虫がキノコの破片に取り付いているように見えます。
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このキノコを狙ったのは野鳥や小動物より虫の可能性がある、とも考えられます。それに、虫のほうが毒性を中和する能力が大きいのではないか、などと妄想を逞しくします。この虫は、カナブン、それともコガネムシでしょうか?背中が金属色の玉虫色をした虫です。
帰宅して調べると、角錐の形をした小さなトゲ状の突起物が表面に無数に付着しているところから、シロオニタケと判明しました。しかも、ゴルフボールのように球形なのはまだ誕生して間がないキノコで、成長すると円盤のようにカサを伸ばす、ということが分りました。
「シロオニタケは胃腸などの消化器系の中毒症状や神経系の異常をきたす毒をもっている」という恐ろしい毒キノコでした。それから、近くにいたカナブン(?)は樹液を、コガネムシ(?)は、葉っぱを食べるとのことなので、このキノコのカサを破いた張本人ではなさそうです。やはり、小動物の仕業かな?
それとも、上から小さな枝でも落ちてきて、カサが壊れたのかな?
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