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イノシシ考 ― 2015/08/24
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クリーンセンター前の山際は先日、造園会社の方が草刈りをしていましたが、その一部分が、あちこち掘り起こされ、荒されて小岩が道路にまで転げ落ちています。近寄ってよく観察すると、イノシシの仕業のようです。木の根っこや、草の根を食い散らかしたのでしょうか？
転がった石は現場ではかなり大きな岩という印象があったのに、こうして写真を見るとビックリするほどの大きさではありません。イノシシの牙や平らな鼻の力は巨大だから、という先入観がそう思わせたのでしょうか。
実際、イノシシは７０キロくらいは苦も無く転がしてしまうというから恐ろしい。人間などひとたまりもなく跳ね飛ばされてしまう力です。そんなイノシシに、山の中で殆ど出くわしたことがないのは幸せです。たいていはガサガサと逃げてくれて、その音にビックリさせられただけなのですから。
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イノシシは雑食でも、植物質と動物質の割合が９：１だそうですので、人間で言えば、肉類は食べないことはないが好きではない、というところでしょうか。ただ、小動物の死骸などは食べるそうですね。でも肉食の場合は、もっぱら昆虫やミミズ、サワガニ、ヘビなどを食べてるようです。
イノシシは本来昼行性で、人間との関わりで夜行性を余儀なくされているそうですから、あまり人の気配のない野山を歩くときは余程気をつけていないと、酷い目に遭わされかねませんね。
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