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権現坂2016/10/20

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今朝は久しぶりに権現様経由でふれあいの森に上がりました。吾妻権現神社です。国道脇の「さくら介護」の前の信号から坂を上がります。私はこの坂を権現坂と呼んでいます。ただし、正式な名前ではありません。坂の上には吾妻権現神社があります。

 

最後の民家を過ぎると、暗く細い急な坂がつづきます。知り合いのミカン畑や菜園の先に、シシ小屋があり、静かですが覗いてみたら、1頭のイノシシが姿を現しました。鼠色した毛並みからすると、もうかなりの年寄シシなのかな。小さな尾を振っておとなしいシシでした。

 

この小屋のすぐ上に一の鳥居があります。一段と暗くなった杉やヒノキで囲まれた坂は延々と石段が続いています。以前、500段くらい数えたかな?両サイドが谷なので、小枝や葉っぱが散らばった狭い石段はバランスを崩したら転落の虞があります。

 

やがて2の鳥居をくぐって神社に到着。参拝後、戸を開けて中を覗くと、神殿の両脇に「吾妻権現」「東照権現」の提灯が下がっていました。さすがに当地は静岡県ですね。家康信仰に篤い寄進者がいる(いた?)のですね。

 

ここで断っておきますが、私が神社に参拝するのは、如何なる神社であろうとも、特定のイメージをもってのことではなく、単に大自然の偉大さに対する原始宗教的な意味での畏敬によるものです。従って誰に対して、何を願うかという問題ではありません。殆ど、無に近い形で頭を垂れるということです。無論、お賽銭を献上するのは礼儀と心得ておりますが。

 

神社の上に登れば、立野の風景が展開します。しばらく展望を楽しんでから涸沢を渡り、なおも坂を上り続けて、いつもの「いろは坂」に合流。管理センターの前で「権現坂」は終了となります。

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