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カッパ寺に伝わる十王図2018/01/08

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カッパ寺でおなじみの河津谷津の栖足寺で十王図が公開されました。最終日の昨日はご住職の解説講義があるというので私もお邪魔しました。

 

十王図とは地獄絵図のことで、子供の頃、悪いことをすると閻魔王に舌を抜かれるよ、と云われたことがありますね。その閻魔王を含めて10人の王が死後の人を冥界で裁いて、地獄道や餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道などの六道へ生前の善行・悪行の程度に応じて送り込むわけです。

 

それぞれの様子を描いたのが十王図で怖い絵図ですね。この寺に伝わるのは十一幅の掛け軸でそれぞれの絵図の内容をご住職が詳しく説明してくれました。さすがに鍛え抜かれたよく通る素晴らしい声に皆さん聞きほれていました。

 

この十王図は慶長9年(1604年)に製作されたとされています。以来、400年余りの間に100年ごとに修復がなされてきた記録が残っています。貴重な歴史、文化遺産です。河津谷津には他にならんだの里、南禅寺の仏像群もあり、他にも見どころいっぱいの町です。

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下田名人会2018/01/08

昨日訪ねた河津川下流の「おんべさま」

最近、テレビを見ていて、人の話が聞こえているのに内容を飲み込めないことが往々にしてあるようになった。詰まり、音としては聞こえていても、言葉として理解できていないのだ。しかも字幕が出ている番組が多いので、ついつい目がそちらをなぞってしまい、ますます聞き取る力が失せてゆく気がする。普段の会話でも、聞いた話が部分的に欠落していることがある。

耳が少し遠くなったのは事実で、加齢とともにある程度は仕方ないことだが、大事な話の場合は深刻な事態になりかねない。何とかできるなら何とかしなければならない。とりあえず耳鼻咽喉科でいろいろ検査をしてもらったところ、左の耳に少し難はあっても結果は特に問題はないという。

ある時、テレビで落語を聞く機会があった。字幕は出ていない。これは聴力の訓練になると、懸命に耳を澄ませて聞いた。すると、笑いに引き込まれたせいか、理解できない部分が少なくなっていた。笑いはその集中力を高めるのに力があったのだ。やはり、集中力が減退しているところに原因がありそうである。

そこで、落語の番組やCDを探してみようという気になった。そんな折、下田市民文化会館で落語の「下田名人会」があるという。早速、ハイキャットで前売りチケットを購入し、本日本番の日を迎えました。期待にたがわず、プロの話芸に2時間半があっという間に過ぎました。笑いの力の大なることにあらためて気づいた次第。