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「美を旅する」上原美術館2018/05/13


昨日は上原美術館を訪ねました。従来の上原近代美術館と仏教美術館とを併せて一つの美術館にしたうえで、去年の11月にリニューアルオープンして以来初めての訪問です。仏教館側の外観が少し変わり、受付が美術館側へ移動しました。

今回は特別に静岡県立美術館との共同開催で、「美を旅する」と銘打って、伊豆の平安時代の阿弥陀如来坐像や梅原龍三郎の富士山の絵から始めて、印象派の絵画を中心にさながら美を旅せるように巧みに企画された展示でした。このイベント期間中の土曜日だけに行われる館員の方のギャラリートークに期待して参加しただけに、思わぬ専門家の視点やユーモアたっぷりの解説に時を忘れて興じることが出来ました。

仏像ギャラリーではフロアの真ん中の列の陳列をやめて、両サイドの壁を背負った形にして、広々とした空間の中でゆったりと鑑賞出来るようになりました。数えきれない仏像彫刻が大日如来以下、体系的に並べられ、学習しやすくなっています。

美術館ではゴーギャンの初期の作品と円熟した作品が並んで、同じ人の作品かと見紛うほど印象的でした。県立静岡美術館の応援があったればこそです。今回の企画展は5月20日までの開催です。