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見高入谷へ2019/08/18

河津駅から国道135号を北上したバスは「見高入谷口」を左折して見高入谷へ向かいます。これからは殆どが狭い道で対向車が来たらすれ違い出来ません。さいわい一台も相遇せずに出荷所前を通り過ぎ、「仲ケ野」バス停に到着。ここで下車しました。バスは更に先の「入谷中村」で折り返すことになっています。

 

さて、細い道は高度を上げて深山の中に入った雰囲気です。この日はずっと曇り空でしたが、頭上に左右からの樹木の枝が伸びて薄暗く、かえってウォーキングには都合がよい。孫が目ざとくヒルを見つけました。側溝の中です。水は流れていませんが湿っぽい。山ビル でしょうね。コンクリート舗装の道も湿っぽい落ち葉があるので、気をつけねば。

 

山の中には所々に獣道のような細い道があって、その先を目で追うと数個の石塔が並んでいます。見高入谷高原温泉までもう一か所に同じような石塔がありました。これは或いは個人の墓石かも知れません。

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続いてカブトムシの頭の部分を見つけて歓声を上げました。頭上を見上げると、やはりクヌギの木がありました。間もなく分岐に出て、A「見高入谷高原温泉」へ向かいます。途中、「伊豆木工」の庭園を横目に更に高度を上げてゆくと、今度はサワガニを見つけました。何と、ミミズをくわえています。こんな写真を撮るのは初めてのことです。

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そうこうしているうちに先ずは「見高入谷高原温泉」に到着。「仲間ケ野」バス停から約35分でした。

 

 

この温泉に入りたいのはやまやまですが、まだまだこれからです、歩くのは。実は、ここの“げんなり”?寿しを購入するのが目的です。かつて、大峰山の稜線で食べた寿司弁のうまかった思いがあるのです。万一売り切れていたらソバが食べられるはずと見込んでいました。ところがです。何と、食いものはもうやめてしまったというではありませんか!

 

売りに出ているのは野菜と雑品だけ。トホホ・・・。当番のおじいさんの話を聞きます。お弁当、お饅頭、おそば等の作りてが高齢になって後を引き継ぐ人がいなくなったので仕方なく止めたと言います。

 

三筋山にバイクでやってきた若者たちが下山後はこの温泉で汗を流すと聞いたことがあります。他にもパラグライダーの人たちが温泉に入るというので、どこの温泉かと聞くと、やはり「伊豆見高入谷高原温泉」だと聞きました。ところが、おじいさんが言うには、海水浴客も多いそうなのです。人気があるんですね。でも、今年のお盆は台風が影響して海も山も客足が少ないからここも暇だと言います。折角なので野菜を2,3買って次へ。

 

 

B「見高入谷ブルーベリー農園」には温泉から5分足らずで到着です。早速持参したお菓子をつまみながらブルーベリーのソフトをいただきました。ブルーベリー畑の食べ放題は遠慮しました。入口のヒマワリが見事な群落を作っています。ひときわ大きいのや小さいのも混じっています。この農園のご主人に“何年物”かと聞くと、毎年タネを蒔いて育てているという返事。ヒマワリがタネを顔にしているのに、バカなことを聞いたと気が付いたのがたった今の今だというのは我ながらお恥ずかしい。

 

昼食を用意出来なかったのに文句ひとつ言わない孫のやさしさを胸に、さあ出発です。帰りもバス停まで最短距離をゆくことにします。ただ以前に歩いたこともあるBCDGのコースを辿れず、BCDEFと一旦また農免道路(県農業基幹道路)に出てからFGと歩き、Hの峠のお地蔵様から古道(東浦路)を辿って国道135号に下りました。H I 間は整備されておらず、孫は悲鳴を上げながら漸く別荘まで下りて来るとホッと安堵。

小さなカタツムリがこんなにたくさん!!

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峠のお地蔵さん ここから東(右)へ古道を下る

志津摩の始発時刻まで30分以上あるので一旦志津摩遊歩道に出て学校前のバス停までがウォーキングでした。歩数は23000歩にのぼりました。

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国道に下りると、志津摩です。左の大きな建物は徳造丸の海産物お土産店兼トコロテン工場。相変わらずお客様でいっぱいでした。


コメント

_ 岬石 ― 2019/08/19 06:49

お孫さんにとって、こういう経験こそが夏休みの楽しさでしょう。昼食が食べられなくての空腹も、貴重な経験です。inadaさんが若ければ、近くでゆるいキャンプをすれば、『お爺ちゃん家の夏休み』という一編の小説になりそうです。
お孫さんにとっては、この先の人生で、この日のような経験を記憶の奥底に持つことは、幸せなことです。私も幸せな気分になりました。

_ inada ― 2019/08/19 10:53

岬石さん、心温まるコメント頂きました。有難うございます。
孫の明るい顔が救いでした。

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