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河津茶屋と下河津漁港2023/10/31

先週の土曜日に「伊藤植物園」を訪ねた帰りに、河津浜の外れの小さな漁港に魅力を感じて歩いてみました。            

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国道135号をゆくと「谷津」の西に港に出る道がある。漁港の建物に「河津茶屋」の看板が掛かっているのにつられて足を踏み入れてみた。港の入口に立つ看板に「第一種下河津漁港、住所 静岡県賀茂郡河津町谷津地先、管理者 河津町、所轄 水産庁」と書いてある。第一種とは「利用範囲が地元の漁業を主とするもの」と定義されているから、この港には他所からの船は立ち寄りが難しいかも知れない。

きょうは土曜日。稲取同様、漁は休みのようだ。港内に定置網の船が浮かび、船揚げ場には漁船が並んでいた。規模は小さな港だが、漁港らしい風情は充分感じられた。 

港の中は磯への道がかなり先まで続いている。漁港施設とは別にコンクリートの宿舎のような建物もある。その一つに玄関が開いたまま奥で洗濯物をたたんでいるオバサンと目が合った。私が、ちょうど昼時で茶屋の看板が目に入ったので、立ち寄ってみましたというと、わざわざ外に出てきて説明してくれた。実はこの三日続けて店が開いてないので心配していたところだという。何かあって出掛けたのかも知れないけど、火曜と水曜が休日になっていて他の日に休んだことが無かったそうだ。私はこんな人の姿のない場所で営業が続けられるのか疑問に思っていたこともあって、とりあえず営業していたことが確認できて喜んだ。食事するなら、またあらためて来ればよい。オバサンは港に浮かんでいる定置網の船を指さして「網で獲った魚が材料なのよ。アワビやサザエだとかの釜めしなんかもね」と、メニューの一つを教えてくれた。

そんな話から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


船揚場の方に来てみると、山際に長屋風の古い建物があった。壁の貼り紙を読む。

営業時間の変更のお知らせ 

昼11:00~14:00 (ラストオーダー 14:00)

夜18:00~ (予約のみ)

別の貼り紙で

10/26(木)~28(土) 臨時休業とさせて頂きます

しばらく周辺を見て回ってから、オバサンの家に戻ると玄関のドアは閉まっていた。敢えて報告することもあるまいと、その場を辞した。