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稲取の歴史2009/09/21

稲取工漁港
ラーメン屋のフナさんのおじいさんは考古学に詳しい方で、伊豆の隅々を歩いて遺跡の調査をされたそうです。

稲取で卑弥呼にまつわる話が評判になったとき、逸早く現地を訪れ、調査した上で否定されたそうで、その顛末は新聞にも載ったということです。この道の碩学だったのですね。

フナさんが博学なのも、おじいさんの影響があったからなのでしょう。私たちはこの稲取に転居して以来、いろいろなことをフナさんから教わりました。

現在、稲取では漁業の発展がめざましく田町、西町、東町は山の手の入谷、水下地区より羽振りが良いように見えます。

しかし、フナさんによれば、稲取はもともと農業が主だったといいます。今でこそ海岸線は埋め立てによって広がっているが、昔は新宿通り商店街のあたりまで波が押し寄せていたそうです。

かつて在郷の識者によって稲取の100年史が編纂された、とフナさんから聞きました。いずれ東伊豆町の図書館をのぞいてみましょう。