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蛭子神社2009/12/06

稲取の蛭子神社
赤松神社、三島神社、蛭子神社は稲取の3えびすだと、赤松神社の古い立て看板に記されています。事代主命を祭って漁業の安全を祈った神社です。

他では、今井浜の磯に突出した茂みの上に、小さな蛭子神社があります。いつもそこの磯で私たちはお弁当を食べています。

稲取の蛭子神社はどんなものかと思い立って、散歩がてら見てまいりました。最新の一の波止場の付け根の部分に“岬の館”がありますが、蛭子神社はこの裏にありました。

思っていたとおり小規模な神社で、向って左に松の木が4本、天をついていました。狭い境内は、それでも低い石垣を巡らせています。祠は閉じておりました。

稲取ではえびす講の日(稲取では10月20日と1月20日だそうです)には漁を休むと聞いています。漁の安全を感謝する日としているのでしょう。

ところで、このえびす神社の境内の一角に貯水槽があるのを東伊豆町の看板で知りました。それによると、大規模な地震などの災害に備えたもので、60立方メートルの水が飲料水、消火用水として利用できるということです。

水に関係があるとされる蛭子神社の膝元に、よくぞ建設したものと感心いたしました。