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下小山尻の滝2016/02/13

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志津摩川の上流の入谷で取水した用水路は水下で大畑、新川、清水や百尻、五十尻などへ扇状に分布し、この施工によって水利の便が稲取に於いて飛躍的に向上したことが知られています。

 

今朝は前から気になっていた滝の特定をするチャンスに恵まれました。東海ホテルや銀水荘の前をゆき、志津摩遊歩道の手前まで来ると、20mくらいの滝を見上げることが出来ます。マリンスポーツセンターの東側です。
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この滝が国道上のどの辺から落ちてくるのか見極めます。先ずは国道を歩き、誇宇耶ソバの前を通って下小山尻まで来ました。民家の間に駐車場のスペースがあり、そこに立つと、浜に向って小さな谷のように見える所があります。ただし、滝は見えません。

 

ちょうど家の前でご婦人が花壇の手入れをしていたので、滝があるかどうかを訊くと、その頭まで案内してくれました。個人用の石段を下ってガケ際の手すりまで来たら、果たして、水が迸り落ちてゆくのが見えました。昨夜、雨が降ったので今朝は水量が多い、という。

 

そこから見下ろすと、見覚えのあるボートが遊歩道の手前にありました。これはマリンスポーツセンターの湯船。潜水後に体を温めている講習生の姿を時々見ます。これでこの滝が湯船の手前に落ちていることがわかりました。

 

ここに掲載した地図で、志津摩川から取水した用水路がA,B,Cを経てDに落ち込んでいます。入谷の取水堰が標高約150mにありますから、140mくらいの落差の水が滝となって落ちています。雨で増水すれば立派な滝、間違いなしです。
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