<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

藤棚2019/07/28

.

“林の沢”に市民農園が出来て以来、散歩のコース取りが一つ増えた。裏山に上がるときは、それまでは伊豆東部病院の脇から真っすぐ歩いて、墓地の最上部からそのまま“いろは坂”を突き進んでふれあいの森に上がるか、或いは東へ国道に下りるのが常だった。

 

ふれあいの森に上がれば少なくとも1時間半以上の散歩になるし、途中から稲取高校下の国道に下ってしまえば僅か20分くらいの短い散歩になってしまう。ところが、市民農園経由で国道に下り、マンナスカフェ、そして天王さんの大鳥居前経由で帰るとちょうど一周が出来て約340分の手ごろな散歩になる。

 

きのうはその途中で私と同年配くらいの男性にお会いして少し時間を過ごした。玄関前のフジ棚から細長い実が幾つも垂れている。毎年派手ではないが、薄紫色のフジの花がそれなりに咲いて散歩の楽しみになっているお宅だ。

 

彼の話ではこの花はヤマフジだと言う。手入れの仕方が分からないからホッタラカシなので、そのせいか花の付き具合はいまいちだねと棚を見上げながら、蔓の間から枯れた枝を見つけて取り出した。かなり枯れている。それから木の根元の方にその枝を向けて、ツルが左巻きになっていると言った。

 

よく見ると、ツルが北東方向に巻き上がっている。彼の話では北西方向に巻き上がっているのが右巻きで、これがいわゆるフジの樹なのだそうだ。ツルの巻き方で品種が違うとは知らなかった。フジは細長く花序が垂れ、ヤマフジは全体が円形に近いとも。

 

帰宅して調べたら、なるほどその通りで他にもナツフジというのもあった。こちらの方はやや貧弱なフジという印象で、花序は長く垂れるが細く、ツル自体も脆弱な感じ。花の色もクリーム色だ。

 

フジと言えば、先月見た奈良本のフジ棚が印象に残っている。正真正銘のフジで、たくさんの花序が太いまま長くぶら下がり、母屋から庇を伸ばしたテラスを広くぎっしりと飾り立てた様は実に見事だった。




コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
山に登るのは
そこに ? があるから (答えは 山 )

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://taakesan.asablo.jp/blog/2019/07/28/9134566/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。