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タラノメ ― 2022/04/08
稲取には野山が身近にあり、特に入谷に向かうと上下する坂が多くて、車が普及する前まで子どもたちが学校の往復に大変な思いをした話はよく耳にします。反面、野山から受ける恩恵はいろいろな意味で少なくなかったかと思います。意味合いがちょっと違いますが、野山の恩恵と言えばタラノメもそのひとつでしょう。最近歩いた“ヒラナミHW”でも、ふれあいの森でも目にすることが出来ました。
これもタラノメの木だったのですね。遠目にはトゲに気付かなかったので、まさかと思っていました。
先端の芽はかなり成長しています。
タラノメと言えば天ぷらで食べると美味であることは誰でも知っていることです。でも、私など、知らないことがたくさんありました。例えばタラノメの木は低木で幹は枝分かれしないのが普通で、中には枝分かれしているのも見られること。最近では栽培種も多く普及していることから、良質なタラノメを確保するため枝分かれが少ないと。もっとも、栽培を目的にする場合は二番手三番手の芽を摘み取ったあと、その先端を切り取って成長し過ぎないようにするということなど。
これはかなりの数のトゲがあります。
こちらはどれもこれも先端が切り取られています。ここはかなり群生していました。
それから、別のウェブサイトによれば、タラの木の根や皮には胃腸病や関節痛の薬効があること。トゲの少ない、或いは全くない変種もあるそうです。更に他のサイトで、花がついた状態でおしべだけが先に落ちるのは自家受粉を防ぐためだそうで、黒い実が成熟するのは9~10月ということなので、今後のフォロウが楽しみになりました。
ふれあいの森に上がる度に見てきた例の3本のタラノメは3本ともスパッと切り取られていました。半月も前から観察を重ねてきまして、ついに採集する人がいたんだなと理解しました。じゅうぶんに食べごろになるまで待ったというのはさすがです。
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