<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

元気印のオバチャンたち2014/07/14

サルビア・グアラニチカ
ヤオハンへの買い出しは週に一度、女房殿と出かけます。稲取の街にはベンチが所々に置いてあり、そのうちの4か所で必ず休む彼女に付き合います。
「この辺も“大畑”なの?」
「いや、ここまで来ると、ここは“清水”じゃないかな」

ちょうどその時、ポリ袋を両手に下げて、ちょっと小太りのオバチャンが坂を下りてきました。
「この辺は何という字(あざな)ですか?」
「この坂は下清水で、そこのバス通りから上が上清水よ」

彼女は埼玉から来た人で、娘さんが稲取に療養にきていて、その縁でこちらに住みつくことになった由。娘さんは病弱気味で温泉療養が体の回復に良いと云われたのが、そもそもの発端で子どもの病気が親の運命を変えたわけです。ご主人がここの港湾の仕事に就けたのも、その理由の一つかもしれません。

私たちがベンチの真ん中の席を空けたのに座ろうともせず、長話に付き合ってくれた上に終始声は大きく、健康そのものに聞こえました。思わずお元気そうですね、と言ったら、
「そんなことないよ、もう70過ぎているんだから」と言って、後から来て先をゆく知り合いに気が付くと、さっと追いかけて行きました。


その後、バス通りを横断して小学校へ続く坂を上がっていくと、やはり70歳前後の夫婦が下りてきました。ご主人が奥さまをいたわるようにして歩いています。挨拶すると、
「元気で羨ましいよ」と奥様の返事。「今、病院からの帰りでね、今日は眼科なの」

目がチカチカして気持ち悪いし、良く見えもしないから、眼科で診てもらったら白内障と云われ、早速手術したんだそうです。きょうはそのアフターケアのようです。サングラスを掛けていたのはダテではなかったのです。

それと、今井浜の病院で糖尿病を治療し、膝の治療で形成外科へも通っています。まことに病気のデパートのようです。月に3度は病院に通い、そのたびにご主人の労が欠かせないのに、
「しょっちゅう喧嘩して、私の方が強いのよ」病気が武器になっているみたいに大変元気な方です。

街で拾った元気印のオバチャン二人のお話しでした。