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石垣の上のトケイソウ ― 2020/05/11
天王さんの坂下ではこの時期になるとトケイソウが楽しみだったのが、去年から姿を消してガックリ。ところが稲取岬に上がって灯台から小丸山の小塚公園へ行く途中、高い石垣の上でご婦人が白い花の手入れをしているのに気づき、よくよく見ると何とそれがトケイソウではありませんか!
思わずトケイソウではないですか!と声をかけてしまいました。それも長い石垣の上に横に長くツルを伸ばしています。まだ蕾がたくさん残っているので、一斉に咲いたら見事でしょうね。同じツルでも開花にズレがあったらしく、枯れた花びらを一つ一つ摘み取っていたのでした。
実は知人から鉢植えの茎を5本もらって植え付けたら、2本は育たなかったものの、3本が横に伸びて伸びて3年かかってこんなにまで成長したのだそうです。ツルをこんなにまで長く伸ばせるんですね。
トケイソウは一般にはパッションフラワーと呼ばれて観賞用だそうで、果実を賞味するのをパッションフルーツというのだそうです。このお宅のトケイソウは鑑賞用だそうで、一度、生った実を割ってみたら中身が空っぽだったと言ってました。
ついでにウィキペディアで調べたら、このパッションは「情熱」のpassion ではなく、「受難」の意味だそうです。イエズス会の宣教師が中南米で、この花を「キリストの受難の花」と見立てて布教に利用したということです。
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