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セッコク2020/05/23




セッコクの魅力に引きずられて、またあのお宅に出向いてしまいました。広い庭には植物がいろいろと揃っています。通りからの撮影では不満足なので、思い切って玄関ベルを鳴らしたらこの家のご主人が顔を出して、
「ああ、好きなだけ撮っていいよ」と寛大です。
「セッコクと言うんですってね、珍しい、可愛い花ですね」と私。すると、
「ああ、持っていってイイヨ、黙って持ってゆく人もいるようだけど」と、これまた寛大過ぎますね。庭先にハサミがあって、これで好きなだけ切っても構わないよ」と、軒下の大きな塊りになっている株のところまで案内してくれました。



ハサミを受け取った私が株分けでマゴマゴしていたら、わざわざ一掴みまとめて切り離してくれました。他にも生木や木の切り株、枯れ木などに着床させたセッコクがあちこちにあり、中には木から紐で吊るしたものまであります。

切り分けてくれたセッコクは木の俣などにヒモで結わえ付けて水やりを欠かさなければ、来年の今頃には花を付けるということでした。この方の話では花びらが細くて白いのがセッコクで、花びらが大きいのはハチが交配してできた雑種じゃないかな、と言います。


さて、折角分けて頂いた分は大切に育てなければなりません。多分、女房殿にバトンタッチということになるでしょうが、何とか咲かせて御恩に報いなければ・・・。