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ジンパクの滝2022/03/13

総勢5人が細い林道を歩いて観音山の取りつき点を見過ごしたなんて、みっともない話は他に聞いたことありません。それを私たちは現にやってしまった!黙々と歩くのでなく、みんなで話をしながら歩くと言うのが、認知症対策に大きな意味を持つ、というのは理解できますが、その結果、本来の目的を失するようでは本末転倒と言わざるを得ませんね。ところで、今回の山歩きには滝探しという別の楽しみがありました。「ジンパクの滝」と「オンタの滝」の見学です。

車を公民館の敷地に置いて先ずは「ジンパクの滝」探しに下りてゆきました。案内板はありません。河津観光協会の略図を参照しながら奥原川沿いの道をたどりました。谷に下りたら、「もりざく橋 橋脚崩落につき通行止め」の看板が立っていて、川は渡れません。でも、滝を見るには渡る必要はないはずなので上流に向かって少しゆくと、道はストップ。その先に道はありません。川は水の流れが全くなく涸れ沢の状態で、急な落差のある場所も見当たりません。今回はこれ以上の探索はあきらめて公民館まで戻りました。「橋脚崩落現場」まで結構下ったのですよ。上り返しがウラメシイ。

途中、民家の前に老婆の姿があったので、声を掛けました。すると、この滝はなんと公民館の脇から覗くことが出来るというではありませんか!ガックリ!ただし、公民館脇から谷を覗いても立木が邪魔して見ることが出来ませんでした。これにて今回の滝見については水の流れがないこともあり、もう一つの「オンタの滝」を残して全員、戦意喪失と相成ったのでした。振り返れば、この日はすべてうまくいかない”仏滅”の日だったようです。実際には大安の日だったのに。

せめて一つの慰めは、老婆が語ってくれた話の一つに面白い話があったことです。梨本から奥原地区には石仏が多いこと。特に観音山石仏群の周りではその石仏を観光登山客が帰りに背負って帰ることが度々あったということ。


それからもう一つ。今年の春の伊豆は降雨が少なかったせいか、奥原川の河原に水の流れがこの辺では見られなかったのですが、民家の脇に引き込まれたパイプから水が”かけ流し”の状態にあったのは一つの発見だったと思っています。上流では所々で沢水の流れがありました。
パイプから水がチョロチョロ。公民館の上の方にも立派な導管を通して水が流れ落ちていました。上佐ケ野といい、奥原地区といい、水が豊かな土地柄です。奥のほうには泉奥原という名称があります。

ジンチョウゲをこの春初めて発見!