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大峰山の尾根を歩く ― 2023/03/11
”おおみよ”の尾根を歩いて来ました。
実は白田の「ウスバタの滝」を探しに行こうと出かけたのですが、一向にバスが来ないので、おかしいな?と思った瞬間に今日が平日でないことに気が付きまして、つまり、平日しか運行されない便を待っていたわけで、それではと急遽予定を変えて、最近ご無沙汰の”おおみよ”の尾根歩きに変えたのでした。
実はこの尾根歩きは、いつもなら前の年の11月に行われる防火帯の山焼きが済んでから歩くことにしていたのに、去年はこの尾根については実施されていなかったのです。従って、防火帯だけでなく、この尾根の斜面の山焼きもしてなかったのは国道からもはっきり見て取ることが出来ていたわけです。ところが、既に承知のこの”情報”は事態の急変に応用されなかったのです。
どういうことかと言いますと、少なくとも防火帯の山焼き後でなければ、この尾根歩きは惨憺たる結果に終わるということなのです。国道から見えるこの尾根の黄土色の部分は見た目には素晴らしいですが、実際は背丈のあるカヤ原で、密集しているので歩き進むのは容易ではないのです。しかも、イバラが所々にあって難儀します。かすかながらの踏み跡と見えるルートは実は獣道であって、そこにはシカやイノシシが躰に付けている虫やウイルスが”五万”と残されているのですよ!
そうした事態はあらかじめ分かっていたはずなのに、”事態の急変”、つまり、行き先の急な変更ということになって、既にインプットされていたルート情報をあらためて考える暇が許されなかった。私の頭の中で一種のパニックが情報の伝達を打ち切ってしまって我武者羅な行動に向かった、ということです。とにかくさんざんな目にあいました。
朝日屋さんの家の前から”おおみよ”の尾根
牛馬慰霊碑の上にある尾根の末端から
林縁から少し林の中に逃避したりして、ここまで上り
そしてまた同じことを繰り返してカヤ原に出たりして漸くナンバー5まで来ました。でもまだまだです。
つづく
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