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下田~河津2013/05/22


下田街道と言えば、やはり川端康成の「伊豆の踊子」が歩いた修善寺から下田へのルートが想起されます。しかし、伊豆の東海岸を通った東浦路ももう一つの下田街道でした。吉田松陰や、時の老中松平定信らが歩いたことも記録に残っています。
 


さて、そのもう一つの下田街道を基点である下田から歩いてみようと、ようやく今日腰を上げました。実は、部分的には稲取~白田~奈良本の間は既に歩いていることもあって、いつかは熱海まで踏破したいと思っていたのです。
 


今日は下田から河津まで歩いてきました。でも、正確に東浦路をトレース出来たわけではありません。白浜を過ぎて一色(いちき)から山手に入る道が分からず、往きつ戻りつして結局歩道のない135号線をかなりの距離歩かざるを得ませんでした。


縄地の周辺は昔の道が一部廃道になったりして分かりにくいと思っていたのが現実になりました。次回は事前にマップを手に入れるか、それが叶わないなら、加藤清志著「伊豆東浦路の下田街道」などを参考にして自分でマップを作るかして万全を期したいと考えています。
 


それにしても、きょうは疲れました。ただ、下田市街では稲田寺や海善寺、そして玉泉寺を訪問できたのが幸せでした。特に玉泉寺のハリス記念館でたくさんの資料を閲覧できたのは収穫でした。それから、水産試験場の研究成果が展示された会場にもお邪魔しました。

 

また、白浜神社の裏手の磯巡りを、ちょうど上げ潮だったこともあり、ヒヤヒヤしながら辛うじてクリア出来たことが今回の小さな旅をチョッピリ印象的なものにしてくれました。