ススキ狩りの道 ― 2013/10/02
細野高原へ通じる天城入谷線の道路拡幅の様子は、この日曜日に中の平からコランデの別荘地入口までの間だけを見てまいりました。今朝は入谷の部落からコランデの入り口にかかる橋までの状況がどんなものか歩いて来ました。
“横ヶ坂”から“水乗り”に繋げる県の基幹道路工事は“独活峰”から落ち込む“背”の東側に移って、今はショベルカーが盛んに活動している音が聞こえてまいります。
いよいよ坂の傾斜がきつく感じられ始めたところで前方に視界が広がりました。ちょうど左のカーブミラーから赤松神社へ参る古道の入り口辺りで、右へコの字を描く道路の状況が一変しました。
およそ600mに渡って幅の広い真新しい車道が出来ていました。沢沿いのヒノキ林がきれいに手入れされ、まるで自然公園の中を歩いているような錯覚を覚えるほどです。古い道とともに作業道が沢へ通じていて、降りられるようになっています。
沢には大きな岩がゴロゴロしており、沢水が勢いよく流れています。対岸の傾斜地に古い大きな作業小屋が林間に見えました。この山もミカンか何かの畑だったのかもしれません。
コンクリートの水道貯水槽を真ん中に、左に従前の道路を分けて新しい道が右へとカーブして上がって行きます。これにより赤松神社がバイパスされました。この辺りが今回の一番の目玉かも知れません。振り返ると、樹木の上に利島、新島、神津島が浮かんで見えました。
コランデの別荘地入口少し手前までおよそ500mの新しい道は、観光客の目には確実に合格点が期待できることでしょう。問題は車の規制がどこまでされるか、歩行者の安全がどこまで図られるかです。沿線の入谷に住む人の話では、この日曜日に100人を超すハイカーが往復したそうです。
コランデから中の平まで約650mの間は先日歩いて、車両のすれ違いのための待避所のように部分的に道が拡幅されているのがわかりました。中の平から山菜受付所までの残る1キロ弱については、またの機会に歩いてみることにします。
最近のコメント