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定年後の夢2011/11/28

ウルシの木?
一望閣から土尻に向かう坂を上がってゆくと、左に入谷道へ回り込む道と右に土尻へ抜ける道との分岐点があります。左へは水平な道が長坂の終点と入谷道に繋がっていて、中間に稲取の街と漁港一帯を見下ろせる展望に優れた場所があります。

きのうはこの分岐点で農作業をしている方と少し立ち話が出来ました。ウナギの寝床みたいな細い遊閑地が谷のほうへ、それでも水平に伸びています。

町で許可をもらって、ミカンなどの剪定した枝を燃やしているところでした。でも、比較的大きな石の囲いの中で燃やしているので、先ずは安全と見受けました。

この場所で今年初夏の頃でしたか、白いキノコが一つだけのぞいていたのを見たことがあります。下地が芝生の苗床?みたいな感じで、居心地が良くて、つい顔をのぞかせたかのように思えたものです。

その芝生の苗床に一本だけ桜の若木が立っています。これは去年植えた河津桜だそうで、今年は咲かなかったが、来春は花をつけてくれるのでは、と期待していました。

桜の花と言えば、クロスカントリーコースが今や稲取で花見が出来る一番の場所になっていると言う話から、そこにリトルエンジェルを植えたらどうか、と言う話に発展しました。

先日、この上にある園芸農家の畑の奥に遠目でコスモスのように見える花が目につき、調べてみると、野牡丹の一種、リトルエンジェルと分かりました。この方の話しによると、寝姿山のリトルエンジェルは実はこの園芸農家の方の勧めによって植えられることになったのだそうです。

この花には一種華やかさがあり、人を惹きつけます。春はサクラ、秋にリトルエンジェルを楽しむならクロカンコースがうってつけだと言うこの方の提案になるほどと感心しました。クロカンの大会が終わってからがこの花のシーズンとなりますが、また何かイベントを考えれば良いですね。とにかくグッドアイデアです。

ウナギの寝床の更に奥のほうにはミカンの木が数本並んでいます。この木にイノシシが登って枝を折ると聞きましたが、ほんとかいな?そのため、もとは密集していたミカンの木が今はまばらになってしまったと言います。

そんな話を愉快そうにしゃべるこの方は勤め人で、土地を借りて当初は5人でスタートした日曜農家だそうです。それが現在は他のみんなが脱落して一人でやっているとか。今では酒にパチンコ、麻雀といった終業後の遊びがなくなって、早寝早起きの習慣も身に付いたということです。

羨ましいのは、定年後にこの菜園に新たな夢を持っていることです。どんな夢か話は聞けませんでしたが、いつの日かそれを垣間見る機会があるかも知れません。3年後か、それとも5年後か、当方にとってもその日が来るのが楽しみです。

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