稲梓から蓮台寺へ⑥ ― 2012/10/10
軽トラで上がってきた老夫婦に訊くと、ここは下大沢だそうで、そのまま道なりに行けば、大沢口に出るとのこと。しかし、こんな山深いところにちょっとした集落があるなんて驚きです。ついでに峠のお地蔵さんのことを訊くと、「なに、あれは鉄砲撃ちのたまり場だ。あそこでよく酒盛りをしていたね」もっとも、今は鉄砲撃ちも少なくなってそんなことはないと言います。
この先、道は右に左に曲りながら下っています。集会所のような建物の前で作業している人がいましたので声をかけてみました。この方は見るからに好々爺という感じの人で、ニコニコしながら流暢に説明してくれます。ガイドさんかと間違えるくらいです。
ここには「山里会」という組織があって、事ある無しに関わらず、いろいろとこの山里を守っていると言います。先ほどの峠のお地蔵さんたちもこの組織で守っているとのこと。集会所の前には消防団の小さな倉庫もありました。こういう山里では住民の連携が大事ですね。
それから、この道を西へ向えば、大賀茂にも一条にも、観音温泉にも出られるとの話です。そうと聞けば、歩かないではいられません。いつか是非足を伸ばしてみたいと思います。
これから下るから乗ってゆきますか、とどこまでも親切なこの方はこの地区の区長さんでした。礼を言って別れました。
大沢口まではかなり道のりがありましたが、初めての里山は飽きることがありません。途中、温泉の源泉井戸を通過して大沢口に到着。ここには地域住民用の温泉小屋がありました。
さて、次は予定通り天神神社へ向います。宿場街道かと思わされそうな雰囲気の通りを10分ほど歩くと、蓮台寺公会堂が目に入りました。その手前に石段が高く高く上っています。しかし、臆することなく合計117段を一気に上り詰めました。
境内はシンとしています。明日から例祭だと書いてありましたのに。ただ、花飾りが立てられてお祭りの雰囲気を演出しています。それと巨大なシイノキが何本か周りを埋めていました。特に、入口右の御神木は大石を抱いたまま天を衝いています。
先ずは本殿に参拝したあと、左隣の収蔵堂を覗きます。ガラス越しに大日如来坐像と四天王像を確かに拝観できました。でも、予期した通り、光の具合でその全容をじっくりとは観察できません。ここは写真を撮るだけにして、あとでパソコンで鑑賞してみましょう。ただ、うっかりして右の2体は撮影し忘れてしまいました。
先ずはとにかくこうして無事に天神神社に立つことが出来たことを喜ばなければなりません。あとはもう一度、田島整さんの記事を読んで写真と見比べることにしましょう。
天神神社に参拝後に今日の小さな旅を締めくくったのは、勿論、河内温泉金谷旅館の千人風呂でした。以上、ご退屈様でした。






最近のコメント