<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

サクラソウとウメの花と2013/02/01

西洋サクラソウ


国道135号沿いの消防署の手前に「花たちばな」の菓子舗があります。その真ん前の道端には季節に応じて様々な花が登場します。一列に20メートルくらいに渡って植えられているので、かなり見応えがあります。
 


きょう目についたのは西洋サクラソウ(プリムラ・マラコイデス)。最初、サクラソウかなと思っていましたが、調べてみると西洋サクラソウでした。早春に他に先駆け(プリムラ)て咲く可憐な花で、たくさんの園芸種があるのですね。

 



早咲きと言えば、二つ掘りから水下に入った先の民家の石垣越しに梅が咲いているのを見つけました。紅梅で、見るからに若々しい枝振りです。このお宅では確か去年の秋にピンクのハギが石垣を幾筋にも這っていたと記憶します。

残念だったのは、そこから少し先の、喫茶ミルクへ下りる四辻の角のお宅で見事な梅鉢を見つけたのに、写真に収めてこなかったことです。梅の木の盆栽が二つ、それぞれ紅白に花を咲かせていました。それも造花に見紛うほどにパッチリと花開いて見事でした。

アセビの丘2013/02/03


JA伊豆太陽ミカンワイナリー前の通りの坂下、100mくらいの所で去年から工事が行われています。森林空間総合整備事業としての「稲取高原の森」駐車場整備工事だそうです。クロスカントリー大会などが年々盛んになり、駐車場が足りなくなってきたからでしょう。
 


工事の主体が国や県であれ町であれ、港湾整備や森林整備の工事が去年あたりからやや活発になってきているようです。それ自体に問題があるわけではなく、町の財産を有効活用することには勿論異論はありませんが、個々の住民に対する情報開示の点ではこの町の行政当局はあまり熱心ではないような気がします。
 


それはともかく、この工事現場の脇から久しぶりに遊歩道に入ってみました。こちらに来た当初、万葉植物園方向へ歩き、配水場前の道路に下りたことがあり、この山に入るのは二度目になります。前回はボサを払って下りた記憶があります。

アセビの丘入口


今回は「アセビの丘」へと向かいました。道は綺麗に整備され、周辺でもヒノキの伐採が進んでいます。新しい遊歩道でも出来るのか、工事中の箇所もあり全体に明るくなりました。所々にあるベンチや屋根付きの休憩所は周りにある程度手が入って利用しやすくなっています。


途中、立派な「明治植林記念碑」というのがありました。読みにくい刻文を読んでみると、本村は北風が猛烈で漁夫は往々にして生業の途に迷い、船舶は港内に碇泊することも出来ないほどで、農夫も五穀に重大な障害があり困憊していたことから植林を行った由。黒根から上野にかけての周辺地を買い上げて松の木を植えたらしい。明治22年11月のことです。


石碑のサイドには当時の村長、田村又吉翁をはじめ、村の有力者の名前が刻んでありました。また明治24年には松、杉、檜計32万本の植え付けが完了したとも。田村翁をはじめとした先人たちが植林を進めた話は知っていましたが、思いがけず、こんなところにそれを証明する遺物を見つけて感無量です。
 


そこを過ぎると道はなだらかな登りとなり、やや下ってから左に枝道を追って待望の山頂に到着。ここにもテーブルベンチと屋根付きのテーブルがありました。周りは手入れが完全ではなく、眺望はよくありません。でも、僅かに浅間山の頭が覗いていました。明るい感じなので休憩場所として悪くはありません。出来れば足下を整備して欲しいところです。


元の道に戻って北へ下りて行くと、あっけなく稲取保育園の前に出ました。ここには錆びついて文字が全く消えてしまった案内板が立っています。また、配水場の方にも入口があって、「作業中」の幟が立っていました。どうやら、以前下りてきたのはこの道だったようです。

 


浅間山の山頂から南を見下ろすと、風車の尾根の横に二つの高まりがあって、西に「ふれあいの森」の山と東にそれより若干高い山が並んでいるのが以前から気になっていました。きょうは期せずして「アセビの森」の山の頂に立つことが出来ました。以前、暗い感じで歩いたのとは違って、明るい印象が持てたのは収穫でした。
 


折角、以前から開かれた森だったのですから、町民の皆様にもっと歩かれても良いのではないかと思います。お薦めしたい散歩道です。


稲取から白田へ2013/02/04


きのうはアセビの丘を歩いた後、保育園前から新白田トンネルを抜けて白田に出ました。以下はその時のスナップです。
 


新白田トンネルを抜けたら天城の主稜が目に飛び込んで来ました。白田側から稲取を目指すよりは稲取から白田に向ったほうが雄大な景色を楽しめますね。この日は日曜日とあって、単独のウオーカー3名と年配のカップル一組に会いましたが、単独行の方々はそれぞれ河津を、カップルは今井浜を目指しているということでした。

<新白田トンネルの出口で> 


白田海岸へは第一第二榛の木沢橋、大倉橋を渡って暫くのところに配水場がありますので、そこから海岸方向へ向かって下ります。ただし、現在は配水場下のガケ崩れの修復工事がまだ続いていて通行不能になっています。迂回しなければなりません。

<右の白い建物が配水場> 


<工事期間がずいぶん長すぎます>

<片瀬白田の街並みが一望できます>

国道に下りたら、運良く間もなく来たバスに乗車でき、先月、5分違いで乗れなかった雪辱を果たしました。このバスは2,3時間に1本しか走っていませんので、先月は崩れた旧街道を登って旧灯台に上がり稲取へ出たのでした。
 


今回は最後に楽をしたようですが、それでも散歩自体は合計でほぼ3時間を要しています。無理することはないですね。

カワラヒワとシロハラ2013/02/05


天王さんの坂下で伊豆急線のガードの補修工事が始まっています。3月下旬までかかるそうですから、かなりの工事なのでしょう。工事の目的が何であれ、ガードの天井の数か所から時々水が滴り落ちていましたから、早いところ直してほしいと思っていました。
 


ところで、ヤオハンの帰りに天王さんの坂を上がっていたら、スズメくらいの小さな野鳥が数メートル先に飛んできて餌を拾い歩き始めました。よく見るとスズメではありません。少しずつ後を追って写真に撮りましたが、5倍ズームのカメラでは米粒ほどにしか写りません。
 


カワラヒワ


デジタルで引き伸ばしてみると、どうやらカワラヒワのようです。久しぶりに見る野鳥です。しばらく当方に付き合ってくれて飛び去った後。今度は天王さんの境内最上階からツグミのようなのが姿を現しました。
 


これも直ちに写真に収めると、何と珍しいシロハラではありませんか。アカハラやツグミと同じ大きさで、ヒヨドリよりは幾分小さい野鳥です。全体に丸々と肥えて見えるのは冬鳥に共通しています。習志野に住んでいた当時、公園の茂みで時々見かけて以来ですから、およそ5年ぶりに逢うことができました。感激!

シロハラ

 
アカハラは春にキョローン、キョローンと啼いているのを聴いたことがありますが、シロハラのほうは聴いたことがありません。願わくば、この春まで居残って、美声を聞かせて欲しいものです。

ボケとスイセン2013/02/08

ボケとスイセン
稲取唯一の日蓮宗のお寺、如意山成就寺は石垣と石垣との間の参詣道脇を花壇にして、道行く人にも四季折々の花々で潤いを持たせてくれています。

きょうは特に水仙とボケの組み合わせが目を惹きました。その瑞々しさと寒風にも負けない勢いを感じました。また、ヒマラヤユキノシタの淡いピンクの花びらが今年もにこやかに迎えてくれています。

今月のお題目。
「他人を中傷することは自分を傷つけることと同じ」