稲取岬の磯歩き ― 2013/07/12
きょうの波はやや高いかな、という程度。それでも、「いなとり荘」前から“はなれ”を見ると、打ち寄せる波が岩礁にぶつかって白く砕けるのが見えます。
磯はうっすらと白煙がただよい、直射日光を受けても涼しいのは有難い。“はなれ”の基部に立って、その先端の様子を暫くうかがいました。大きな波が来ると、あのポットホールを含めて岩礁が波をもろにかぶります。打ち寄せる間隔が短かすぎる・・・。
<はなれの基部から>
“はなれ”の先端に立つことはあきらめ、ぐるりと灯台側に回り込み大崩を過ぎると磯から遠くない海上にサーファーが浮かんでいるのが見えました。一人、二人、・・・8人。「浜の湯」の南西あたりでサーファーの遊ぶ姿を見たのは初めてのことです。でも、彼等は波が来ても、その波に乗ろうとせず、ただ浮かんでいるだけです。素人かな?浜の湯の下に上がると、駐車場から仲間と思われる連中が数人いて監視しているようでした。
<田町の山車>
大仏さまから東町の船揚場に出ると、数人の若者がお仮場の準備をしていました。明日から稲取の夏祭りが始まります。西町でも田町地区でも山車が一台、二台とお蔵から外に出ていました。
<徳造丸本店のヒラキ干し>
途中、徳造丸本店前ではアジやイカのひらきを干していました。日差しが強いので、水分が飛んだら引き上げるとのこと。長く干すと“煮えてしまう”と言います。加減が難しいのですね。
役場前の船着場では。先月から岸壁の腐蝕予防工事が行われています。港を維持するのも容易ではないですね。さあ、明日から15、16日まで稲取はお祭り一色になります。
コメント
_ monma ― 2013/07/14 10:00
_ inada ― 2013/07/14 13:19
波に乗って海岸線(磯)にぶつけられたら危ないと思いながら見ていたのですが、”うねり”が南から北へ向かうのをねらっていたとは。連中は上級者だったのですか!へたな波に乗らないわけですね。
稲取では山車と言わないで、”ねり”なのですか。バカバヤシのお囃子の一団は今はトラックで移動してますね。
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浜の湯の東、あるいは南東ですね。ここでサーフィンをするのは、かなりの上級者です。彼らはネットワークを持っているらしく、南の海に大型の台風が発生したり、春一番をもたらす大型低気圧が発生すると、それらがもたらす大きなうねりに乗るためにやってきます。このうねりは海岸線に平行して南から北へ進みます。普段の波は東側から海岸に向かって打ち寄せています。ただ浮かんでいたのは、彼らが期待する大波が来なかったからでしょう。
写真に付けられた注釈の”山車”は、稲取では”ねり”と言います。起源は大阪夏の陣で兵糧を運ぶ船団を送り出すときに叩かれた太鼓とされています。稲取で”山車”と呼ばれたものは、昔、馬鹿ばやしのお囃子の一団を載せた台車のことでした。これは、花笠に法被とたすき、腰に鈴をぶら下げた子供達が曳いて町内を回りました。私も幼い頃、曳き手に加わった記憶があります。