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三筋山に登る2013/07/16


夏の三筋山は暑くて下の国道から登るのは大変です。でも、今朝は曇りで、しかも涼しいという好条件を天が与えてくれました。これを逃す手はない、というわけで準備もそこそこに飛び出しました。
 


取り付きは勿論、“おおみよ”の尾根です。牛馬慰霊塔の少し先から上がりました。この時期はさすがに雑草が生い茂って行く手を阻みます。覚悟していたとは言え、いつもの踏み跡は雑草が覆ってとにかく歩き辛いのです。
 


それでも、20分ほども頑張って、いつも目安にしている岩の上に着きました。振り返ると、山神社の幟旗2本が並んで見えます。きょうは入谷もお祭りです。御神輿が上がってるよと、先ほど会った知人が教えてくれました。


おおみよの尾根に乗れば涼風が気持ちよく、暫し景色を堪能して立ち尽くします。上空はねずみ色の雲が流れてきて、一滴ポツリと頬に当たりました。このまま雨になれ。レインウェアはザックに入っている。
 


雑草帯を歩くのは何故疲れるのか?歩きながら考えます。普通の歩きより膝を上げるから。膝を上げないと雑草の抵抗が大きく、余計に疲れるのです。或いは雑草に足を取られることにもなります。何よりも鬱陶しいですね。
 


そんなわけで少し嫌気がさしてきて、きょうはおおみよの尾根の末端から斜面を下り、歩道に出ようかと考えたくらいでしたが、途中、パラグライダーの初心者が翼を広げているのを見て、気を取り直しました。

 


三筋山の山頂には12時45分到着。一望閣下のコンビニを出たのが9時ですから、3時間45分かかったわけです。いつもより45分が余分です。
 


山頂の涼風を独占していたら、暫くたってから二人の年配者が上がってきました。直下まで車で来たから、とのご挨拶。いや、15分でも自分の足で上がったのですから卑下することはありません。同じベンチに並んで食事です。大仁から伊豆高原まわりで来たとのこと。二人は弥次喜多の名コンビで、昔聞いたオバアサンの民話まで披露してくれ、楽しい時を過ごさせてもらいました。


天城山の稜線は雲が覆って雄大な展望はお預けでしたが、お天気といい、人との出会いといい、幸せな一日でした。