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大腸がん手術 その22014/01/21

1月7日(火)朝6時照明点燈。昨夜はピンポン・ピンポン・ピンポンが鳴りっぱなしで寝られなかった。相部屋の二人のナースコールだ。看護師がその都度見えて対処していた。手術後は私も世話になるのだろう。

07時30分 朝食。早くも、お粥(梅カツオのふりかけ)、味噌汁のみの限定食。
09時30分 温かいジュース
10時30分 今後の予定を聞く
11時 心エコー 仰向き、横向き等、約30分間の入念な検査。
11時半 お茶一杯
11時45分 食事 粥、お吸い物
13時30分 入浴
15時 間食(紅茶とクッキー1個)
16時30分 麻酔の専門医から直接手術時の説明を聴く。

開腹手術の場合は全身麻酔を行う。この場合、基本的に麻酔中は呼吸が止まった状態になる。そのためチューブを口から気管内に挿入し、人工呼吸器で呼吸を管理することになる。患者としてはここで完全にモルモットになるわけだ。
また、若い専門医は次のようなリスクも話してくれた。

麻酔は点滴から極めて短い時間で急激に深い睡眠状態を誘致するので、急激な変化に伴って神経等のバランスが乱れ、血圧や脈拍などに変動をきたすことがある。この際、致死的な不整脈や心停止、心筋梗塞や脳梗塞などが生じることがある。また、麻酔薬の筋弛緩作用によって血管内に血栓が出来、肺に運ばれて肺塞栓を発症することもあるという。

しかし、いずれも、事前の検査で各種の数値が基準内であれば、そのリスクは極めて少ないということだった。彼は私の場合、手術に耐えられる十分な体力を持ち合わせていることと、条件をクリアして万全であることを熱っぽく語ってくれた。

17時45分 下剤ニフレック(合計2リットル)を飲み始める。
18時 夕食 スープ一皿のみ
21時30分 ニフレック終了。この時点で排便は既に赤い水だけだった。
次にOS-1(水分補給剤)を飲み始める。合計2リットル。これは明日の手術の初めから最後まで体内の水分を維持するためのもので、明朝までに飲んでおかなければならない。

かくして眠れない手術前夜が過ぎていった。