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どんぐり2015/10/28

どんぐり
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ドングリの季節です。今朝は平並ハイウェー(クリーンセンター~大洞峠~土尻)を歩きました。私は神奈川県の横須賀市生まれ。子どもの頃は兄の後を追って、よく“前の山”に遊びました。秋にはドングリをたくさん拾ったものです。

 

持ち帰ったドングリを一度炒って食べたことがあります。でも、渋くて旨かった記憶はなく、その後は食べたことはなかったと思います。日本各地の山国では渋抜きしたあと粉にして、食用にした記録がありますが、そうした知恵と技術を持ち合わせていなかったのでしょう。

 

落ちている堅果は細長くて大きいのをカシノミ、小さくて丸っこいのを私たちはドングリと呼んでいました。カシノミもドングリだったのですね。

 

平並ハイウェーの沿道には至る所に高木が空を覆っています。ときどきヤブの中でガサッ、ガサッと小さな音がして、何だろうと思っていたら、そのうちに私のキャップのツバに当たってコンクリ舗装の上に落ちました。ある程度の衝撃があって、少し驚きましたが、その正体は小さなスダジイのドングリでした。

 

そこのスダジイはヒョロヒョロした高木で、見上げたところ、枝がかなり高い所にあり、従ってかなりのスピードで落ちてきた感じがありました。別のところにあったスダジイの木で調べたところ、一つのドングリ全体が皮のようなもので覆われているのがわかりました。撮った写真はボケていて残念!

 

足下に散らばっているドングリを見ると、ドングリの脇に寄り添うように殻が転がっています。多分、枝から離れるときは一緒で、落ちてから散らばったのでしょう。スダジイのドングリにはいわゆる“帽子”が付いてないのでした。ちなみにスダジイの実は小さくても甘味があり、渋みは少ないそうです。
                                                スダジイ