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樋の口園2019/12/04

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ミカン狩りやイチゴ狩りの農園は伊豆稲取にありますが、同じ東伊豆町には他にも何軒か観光農園があります。特に奈良本地区には名のある大きな農園が4軒あって、今日はその一つ、「樋の口農園」を訪ねてみました。

 

先月でしたか、奈良本の「ひのき公園」に遊んだ帰り、京王熱川マンション~伊豆ヘルスケアマンションと左回りに歩き、広い道から南に白田川を赤川橋で渡ったことがありました。その時に右手に農園のミカンが秋の日差しに魅力的に輝いていたのを記憶しています。

 

奈良本のバス停から送迎車に乗り換えて現地に着くと、「樋の口」さん一家が女房殿と私の二人を迎えてくれました。事務所の中は左にカウンターがあり、正面にミカンはもちろん、お母さん手作りのイチゴジャムやミカンジュース、その他の土産物などが並び、右手奥には長いテーブルとイスがあって、団体客にも配慮されていました。

この時期は早生ミカンが主力で、あと2週間もすれば温州ミカンが楽しめ、更に年が明ければ、イチゴ狩りが出来るということです。

 

南斜面の農園の中を上がって行くと、左に地物ミカン、右にハウスが並び、この中はイチゴが白い花を付けていました。上の方から振り返ると、大島が正面にどっかと居座って印象的でした。

 

穏やかな田園風景ですが、この間の台風では、特に15号の被害が大きかったと言います。ハウスは一棟倒れ、ビニールが破ける被害もあり、ビニールが被ってなかったハウスは作物が荒れていたそうです。台風襲来時は祈るような気持ちでやり過ごしたというお気持ちがよくわかりました。

 

この農園は祖父が一帯の土地を所有したのが始まりで、お父君が60年前に本格的に農園の経営に乗り出したということでした。その間、自然との闘い、そして調和といろいろなことがあって現在があるわけで、60年の歴史の重みが感じられました。

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