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猫の気持ち2020/12/27

************** 鈴木文雄 作 *************

               さくら坂公園(熱川)
第4回 猫の祈り
 そのKさんが私のことを、「黒猫のミー」と題してブログに書いてくださったことを私は耳にしたことがあり、ありがとうと礼を言いたいと思います。そのお返しに「ねこ」の気持ちを書くことにしました。「ねこ」が人間に礼を言ったり思ったり、そんなことは出来ません。友人も心の優しい人で私は好きです。口のきけないものは態度で表す。それを感じてくれようが、そうでなかろうが、それは人間が思うことです。もの言わぬものほど人の気持ちがわかるもの。私は猫に生まれたことを幸いに思っています。人間に人格があるように、猫にもあるのです。口もきけない生きものが人間社会で生きてゆくのは難しいことですが、社会の一員として迷惑をかけないように生きてゆきたいといつも思っております。

 

 最近私は遠出が出来なくなり、近所まわりだけにしております。私は今人間社会に何かできることはないか、と考えたりしております。「ねこ」は猫だと人間は言いますけれど、近所では木造の家が多く二、三年前はネズミが多かったのですが、私が一人前になった今はいなくなりました。今思うことはこの家の人達が幸せになるように祈るだけです。それは、私を取りまく一人一人が幸せになってほしい心から、そう思っているのです。私は人間に世話になるだけの何のとりえもないただのネコです。口のきけないものほど、心は大きいと思います。人間社会の人達に、ありがとう、と言いたいです。



コメント

_ しづこ ― 2020/12/28 14:32

お久しぶりです。今年ももうあと少しで終わりですね。
埼玉は感染者が多く、家にこもりがちな日々ですが、久しぶりにこちらにきて、inadaさんのウォーキングルポと伊豆の美しい風景や植物の写真、ネコの視点で書かれたご友人の心暖まる文章に心の潤いを頂いております。
今年は予定していた伊豆への帰省を何度も取りやめ、結局、一度も帰省せず、年末年始も、中3の長女が受験のため、ずっと埼玉です。私にとって、伊豆は故郷ではなく、25歳のときに親が移住した場所ですが、こんなにも伊豆の緑と青と黄色(夏みかん)の風景が恋しくなるなんて驚きです。
たとえ、年に数回でも、20年間定期的に訪れている場所は、故郷もどきになるのかもしれませんね。どうぞ、よいお年を。

_ inada ― 2020/12/29 06:44

おお、懐かしいお方を当ブログにお迎えしました!
おねえチャマも、はや受験のシーズンですか。私どもの孫も、上は今年既に高校1年生になりました。下も中学1年生です。彼らもこの騒ぎで自重してくれています。私も女房殿も80の大台に乗って、慎重にならざるを得ないので彼らの判断を有難く思っています。
「伊豆の緑と青と黄色(夏みかん)の風景が恋し」いと、おっしゃるしずこさんのお気持ちはよくわかります。ましてや、蓮台寺には大事なご母堂様がいらっしゃることを思えば尚更です。伊豆に移住して13年目の私どもは、その風景の中にドップリ浸かって平穏に過ごせるのが申し訳ないほどです。

来年も試練の月日が待っています。暫くの間はお互いに頑張らねばなりません。1日も早く暗いトンネルから抜け出せるよう祈りたいですね。どうか皆さま、お元気で新しい年をお迎えになってください。

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